2015年、当時22歳だったJordan Taylorさんは飲酒運転により、人身事故を起こします。被害に遭ったのは当時ジョギング中だったTina Adamsさん。この事故により彼女は19回の手術を受けるなど相当ひどいケガを負ってしまいます。一時はもう二度と歩けないと思うほどひどいものだったようです。幸い、彼女は松葉つえ付きですが、歩けるようになり、去年2018年からは通学も再開したそうです。

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(事故の被害者のTinaさん。CBCニュースサイトより。)

さてこの事故の裁判がケベック州で行われ、結果Jordan Taylorさんは禁固8か月の刑を受けます。というより、これだけ酷い事故、しかも飲酒運転で起こして8か月って短すぎない??と思うんですが・・・。それはTinaさんも同様だったみたいです。が、彼女はそれよりも、Jordanさんが刑の一環として「少なくとも10校に赴いて、自分のしたことを子供たちに話すこと。更にその際はTinaさんと同席することもあり得る」ということに関して承諾したことがうれしかった様子。Tinaさんって若い(現在23歳)ですが、しっかりした素晴らしい女性ですね。

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(裁判所に向かうJordanさん。CBCニュースサイトより。)

つまりJordanさんは、100%自分の過失で傷付けた人と一緒に学校を回って、自分がいかに馬鹿で酷いことをしたかを教育として発信していくという刑を承諾したんです。確かにJordanさんは馬鹿なことをしましたが、これはある意味彼にとっても救いになる素晴らしい刑では?

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(Tinaさんの足の手術跡が事故のひどさを物語っています。CBCニュースサイトより。)

ともあれ、ここケベック州でも日本と同様年々飲酒運転が増えています。日本のようにもっともっと厳しい罰則を当てはめて、Tinaさんのような被害者が出ないようにするべきだと思います。







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