上記ブログのタイトルとは全く関係ないですが、カナダのトルドー首相の側近が2-3日前に突然辞任しました。

側近と言っても、「補佐官」ですが、でも色々と秘密情報を共有している人の一人でしょう。この元補佐官、自分の今回の辞任は例のSNC-LAVALLIN事件とは関係ないと言っていますし、首相府がこれに関与したことを否定していますが、つい先日の元法相で退役軍人相に「格下げ」されたJody Wilson-Raybouldさんの辞任もあり、トルドー首相への風当たりが一段と厳しくなっているようです。

今後ちょっと注目してみましょう・・。


さて本日の話題ですが、最近こちらのニュースでもよく「元IS加入者の帰国の是非」が報道されているんです。これはカナダだけでなく、イギリスやフランスの、特に女性でISに加入するためにシリアに渡った後、現在自国への帰還を希望している、と言うもの。カナダでも同じケースがあって報道されています。


が、正直帰国希望者の人たちが希望通りに帰国できる可能性は今のところあまりないと思います、カナダ以外は・・・。残念ながらカナダは現在左派・リベラルのトルドー政権ですから。。実際、ISに参加するためにシリアに渡ったカナダ人が帰国を希望すると、カナダ連邦政府はその人と接触を持ったそうなんです、ある新聞によると。また、別のIS参加者でイギリスとカナダの二重国籍を持っている人の場合、イギリス政府が帰国支援を明確に拒否したにもかかわらず、カナダ政府は接触を試みているかもしれない、と・・。

つい昨日のこちらの報道では、イギリス国籍を持ち、ISIS加入のためにシリアに渡った女性に関してイギリス内相が彼女の帰国を認めず、しかもイギリス国籍もはく奪する、と通告したようです。

ISIS FEB202019 01
(帰国が認められず、国籍はく奪の危機にあるイギリス国籍の女性。Global Newsサイトより。)

また本日のニュースによれば、同じような状況にあったアメリカ人女性のケースも、ポンペオ国務長官がその女性のアメリカ帰国を認めない、と発言しております。


それはそうかもしれません。だってこれを認めてしまうと、「とりあえずシリア等に行ってISなどに加入して、都合が悪くなれば帰ってくればいいや」って思う人が増えるでしょうしね・・。


確かに、「無理やり本国から離され、強制的にISに加入させられた」「配偶者・パートナーに無理やり連れてこられた」と言うようなケースであれば、同情の余地もありますし、帰国支援も考える必要があるかもしれません。


でも昨今の帰国希望者の場合、「ISに加入したことやシリアに渡ったことは後悔していない」とか、「自身の身の安全を保障してくれ、且つ刑を受けるにしても短期系を望む」とか、正直「何様のつもり?」って思うような条件を付けての帰国を望んでいる人が多いのが印象的です。本当に自分の今の状況を理解しているのでしょうか?


カナダにしてもイギリス、フランスなどの国にしても、国民感情としてはそういう人たちの「帰国」に関しては積極的に支援しようとは思わないと思います。むしろ、帰国反対と言う気分が大きいと思います。まずそもそも、他宗教の人たちだけでなく、同じくイスラム教徒をも傷つける「IS」に自分自身の判断で加入した人たちです。世界各地でテロ事件を起こし、罪のない人たちを恐怖のどん底に陥れ傷つけている「IS」に自ら加わった人たちです。


加入時とは考え方・価値観が変わったというのであれば、それもあり得ると思いますが、「何のお咎めもなし」に帰国はあり得ないでしょう。なのに「条件」をつけたり、「反省」を見せない態度はやっぱり釈然としませんよね。


反対意見もあるかもしれませんが、私は「イスラム教を棄てる」などの大胆な答えを持ってこない限り帰国を許すべきではないと思います。まあ、イスラム教はいったん入信すると棄てることはできませんが、そもそもの宗教自体を棄てるんですから問題はないでしょう。それが嫌な場合は、少なくとも保護観察と言う形で長い期間監視対象にするべき。10年とか20年とか。そうでないと正直周りの人たちが安心できないと思います。


厳密にいえば、ISが問題であり、穏健派などもいるイスラム教全体が問題であるとは言えません。が、やはりIS等に関して言えば、イスラム教が密接に関わっていて、切り離すことができないのも事実。なので、厳しいですがイスラム教を棄てるということも必要だと思うんです。


賛否両論あると思いますが、自国を棄ててISに走ったんですから、それ相応の罰を受けるとともに、自国民に「自分はもう大丈夫」と言う姿勢を見せないといけないのでは?人権とか信教の自由と言う問題もあると思います。でも、それでも、犯罪組織に走った人たちを無条件に受け入れることにはやはり心情的にも物理的な安全性の面からも抵抗があるのは当たり前だと思います。


この辺りをしっかりを自覚して、本当に帰国したいのか、そうであればどうやったら「信じて」もらえるのか、帰国希望者の側が考えるべきであり、行動を起こすべきだと思います。








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