まずはこちらの映像から:


少し前、ケベック州のお隣・ノバスコシア州のハリファクスと言う都市において火事が発生し、住宅1棟が全焼。この火事により7名の子どもの尊い命が犠牲になるというとても痛ましい事件が起こりました。そしてこの火事で犠牲になった子供たちは実はシリアからの難民だったのです。

NS FEB242019 01
(鎮火後の現場。Global Newsサイトより。)

このニュースを報道したケベック州のテレビ局・TVAのFacebookページにはなんと沢山の「シリア難民を非難する」コメントがあったそうなんです。勿論、それ以上の人たちがこの家族を擁護し、支援するコメントを残していますが、TVA側は何もチェックすることなくコメントをそのまま表示していたのでしょう・・。コメントの中には「難民に税金を使うのはうんざり」とか、「(この数で難民が減って)良かった」とか本当にひどいもの。


とても許せるものではなく、ケベック州政府首相のFrançois Legaultさんも「断じて受け入れることができない」と非難。更に、この家族への支援もすべきだとコメントしております。


私も当然こういったコメントは許せないものだと思います。が一方で、そういう人たち(難民受け入れを好ましいと思わない人達)がまだまだたくさんカナダにはいるっていうことですよね。人それぞれ意見の違いはありますし、それを強制的に変えさせるのは民主主義国家ではありえません。でも人の死や不幸に関して、それを「我が事」のように感じる感性の薄さ、そしてそれすらも「自分の意見を通す場」にしてしまおうとするその考えはやっぱりひどいと思います。


「難民受け入れ反対」と言う意見を持つのは自由です。が、それをこういった場で出すのはやはりモラルの問題だと思うんです。


特にカナダにおいては、トルドー政権になって無条件に難民・不法入国者受け入れをしているように感じるようになっています。そうしたことに不満を持つ人々が増えており、それに対して政府が丁寧に説明と言うか、不満を拾い上げる作業をしてこなかったせいだと思うんです。一方の意見を聞き、もう一方は無視する。もしくはある特定の集団の意見だけ拾い上げ、その他はあまり聞かない・・・。


八方美人になれというわけではありませんし、そんなことは世界中どこの政府でも不可能でしょう。でもこういった「ヘイト・クライム」と言うか、感情的なしこり・溝ができてしまった問題には、もう少し政府も考慮して対応すべきでは?


今回の火事で犠牲になった子供たちの冥福を祈りつつ、本当に助けが必要な人たち・命の危機を脱出した難民の人たちには優しく接する社会にしてほしいですね。。そのためにも、難民や移民受け入れの条件をしっかりと強固にしてほしいと思います。そうしないと、一般の人たちには「本当に国を捨てなければ生きていけなかった」難民の人たちと、「今より良い生活がしたいから」と言う理由で難民制度を悪用したり不法入国したりする人たちとの区別がはっきり見えないんですよね、今の政府の方針だと。


まずは「入り口」をしっかりと厳しいものにすることによって、カナダが受け入れた難民の人たち及び移民の人たちに皆がやさしくできる環境が、少しではありますができるのでは?と思っております。







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