まずはこちらの映像から:


これはアメリカのある学校を訪れたアメリカ上院議員・Dianne Feinsteinさんのお話です。


このDianneさんの学校訪問はある「活動家グループ」のアレンジにより行われ、この訪問において生徒たちはDianneさんに「Green New Deal」を支持するようにお願いします。Green New Dealとは、ある団体が地球温暖化とか金融政策とかの提言をまとめたものみたいです。

POL FEB242019 01
(子供たちとやり取りをするDianneさん。Global Newsサイトより。)

が、Dianneさんはさすが上院議員を30年以上も務めている方、子供たちのお願いをやんわりと拒絶します。それは、彼女が所属している民主党も独自の政策を持っているし、議会において「出来ること」と「出来ないこと」をしっかり理解しているから。それに対して子供たちは執拗にGreen New Dealへの支持を訴えます


私はこれを見て、コメントにもありましたが、ある特定の団体が子供たちを政治的に「利用」して、自分たちの意見通りのことを政治家に行わせようとしているようにしか思えませんでした。勿論子供たちも自分たちで地球温暖化現象など色々と調べて身に着けたこともあると思います。が、学校であれば、教師であれば、そこで更に「議論」として「出来ること・効果があること」や「現実的でないこと」等を話し合わせたり、できないことについては「なぜできないのか」等をさらに調べさせたり、もっと言えば、こういったDianneっさんの訪問時にできない理由を聞かせてもらったりするべきでないでしょうか?


なのに一方的に子供たちを使って「意見・要望」をプッシュさせる・・・。これって一種の「洗脳」ですよね。特に影響を受けやすい子供たちにある一方の意見だけを聞かせてその意見だけを元に判断させるようにする・・・。これは学校や教師の責任もあると思います。


でもこういったケースって結構他の国でも見れますよね。子供たちが一番多いですが、社会的に少数派であったり、弱者であったり、そういった人たちに一方通行の意見と言うか凝り固まった意見と言うか、そういったものを吹き込んで行動させる・・。


このニュース本当怖いなーって思いました。今回はDianneさんが毅然とした態度を取っていましたが、選挙に弱い議員さんとかは言うこと聞きそう。そうなると子供たちは間違った「民主主義」を覚えることになります。つまり、「プッシュして圧力掛ければ自分たちの意見は通る」って。そう思えば、Dianneさんのこの対応を通して子供たちも何かを学べたかもしれません。


でも本当に怖いのは、教師とこの活動家グループだと思うんです・・・。今学校でこういったことが広まっているのかもしれませんね・・・。怖い・・・。







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