現在67歳のMichele Torreさん。彼は元々イタリア出身でカナダには永住権を保持して生活していました。彼はおよそ20年前の1996年、マフィア絡みのコカイン密輸事件に関与していた罪で逮捕・起訴され、その後9年間カナダで服役していました。彼は現在私も住んでいるラバル市に住んでいるようですが・・・。

DEPORT MAR022019 01
(カナダ国外退去させられたMicheleさん。CTVニュースサイトより。)

この度連邦政府はMicheleさんに対して国外退去命令を出しました。つまり、イタリアに帰国させられるんです。彼は様々な申したてを行ってカナダに残ろうとしていましたが、残念ながら全て却下されました・・。多分こういうことを見越していたのかもしれませんが、彼はその後カナダ市民権の申請を何度かしているみたいなんです。


ただ残念ながらやはり上記犯罪歴があるためでしょう、市民権はおりることがありませんでした。結果、彼は先週国外退去させられます。


賛否両論あるこのケース。勿論罪を償ったとは言え、一度犯罪に手を染めた人には厳しいのはどこの国でも一緒ですよね。一方、20年前のことを蒸し返して国外退去にするのはやはりちょっと納得できない所もあります。加えて、比較するのはおかしいかもしれませんが、無条件に不法入国者を受け入れ、それこそ犯罪歴があるかどうかのチェックもきちんと機能しているか疑わしい現在の移民システム。そういう人たちが合法的にカナダに滞在しているのに、Michele Torreさんは追放される・・・


やっぱりどうしても納得できないというか、腑に落ちない、片手落ちの処理なのではないのかな?と思ってしまいます。やっぱり一度カナダの移民システムはしっかりと見直されるべき。多分それをしようとしているのが移民制限を訴えて大勝利を収めたケベック州の与党・CAQ。現在、その移民政策(移民制限)について連邦政府やリベラル団体ともめていますが、民意がありますからねー、多分強行するでしょう。


逆にこのCAQの対応を連邦政府は参考にできるかも・・・。でもまあ、それも多分次の政権・今年秋の総選挙後ですね。








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