当ブログでもご紹介したSNC-Lavallin社にまつわる汚職?と言うか、不正な手助けをトルドー首相が促した事件・スキャンダル。

このスキャンダルの一番の被害者だった当時の法相件司法長官だったJody Wilson-Raybouldさんがトルドー内閣の大臣職を辞職(辞めた時は退役軍人相に降格されていました)。

次いで首相補佐官のGerald Buttsさんもこのスキャンダルに嫌気がさしたのか辞職。

そして今週、また一人トルドー内閣を離れる人が出ました。予算庁長官のJane Philpottさんです。彼女の一連のスキャンダルに嫌気がさして辞職したみたい。

Trudeau MAR052019 01
(辞職を発表したJane Philpottさん。Global Newsサイトより。)

トルドー政権の大臣や要職にある人の辞任ドミノが続くかもしれませんね、今後も・・・。


そんな中、カナダの調査会社Ipsosが3/1 - 3/4にカナダ市民1,000人を対象に行ったアンケートによると、「もし明日総選挙が行われた場合、誰に投票しますか?」と言う問いに対して、31%の人がトルドー首相と答え、40%の人が保守党党首のAndrew Scheerさんと答えました。ついに世論調査と言うか人気調査でも逆転を許した模様・・。つまりそれだけこのSNC-Lavallinスキャンダルのインパクトが大きいってことですね。しかもこのアンケートって、上記予算庁長官のJane Philpottさんが辞任する前に行われたもの。今同じような調査をやったら、トルドー首相の支持率はさらに下がるでしょうね・・・。

Trudeau MAR052019 03
(アンケートでの各党の支持率。Global Newsサイトより。)

さらにこのアンケートでは、55%の人たちが今回のSNC-Lavallinスキャンダルは今秋の総選挙の投票先を決める際の指標になる、と述べています。つまり、トルドー・リベラル党を選ばない、と言うことでしょうか。また、60%以上の人が議会でのJody Wilson-Raybouldさんの証言を信じ、トルドー首相のコメントを信じている人たちは30%でした。つまり、Jody Wilson-Raybouldさんが言うようにトルドー首相やその周辺がSNC-Lavallinに便宜を図るように圧力をかけた、と過半数のカナダ人は信じているということ。これまたトルドー首相にとっては痛い結果ですね。

Trudeau MAR052019 05
(どちらの側の証言・言葉を信じるのかの結果。Global Newsサイトより。)

そんなトルドーさんをフォローする人たちも出てきているようで、その人たちは辞職した人たちを「政治経験が浅いから」辞職した、と言っていました。果たしてこれはトルドーさんの援護射撃になるんでしょうか?私は逆効果だと思います。この発言で益々辞任した人たちの言葉が信用され、トルドーさんへの信頼が揺らいでくると思うんですけどねー。どうしてそういう「危機管理」ってしっかりできないのか不思議・・。

Trudeau MAR052019 04
(一気に政権交代が現実のものになりつつありますね。保守党のAndrew Scheer党首。Global Newsサイトより。)

さらにさらに、大票田であり、カナダ第一の人口を誇るオンタリオ州ではついに保守党の支持率がリベラル党の支持率を抜いてトップに。カナダ第二の人口を誇るここケベック州でも、前回の調査ではリベラル党は次点の保守党に13%もの差をつけて支持率トップでしたが、今回の調査ではリベラル党35%、保守党29%とその差を6%にまで縮めております。

Trudeau MAR052019 02
(本当に危機的状況だと思います・・。Global Newsサイトより。)

本当にトルドー政権正念場と言うか、やばいですね。この上外交的には中国との間でのファーウェイ事件、人権問題にからむサウジアラビアとの問題と難題がたくさん。なんかこのままトルドー政権はレームダック化していくような気もしないではありません・・・。


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