一昨年から発生している、「カナダへの不法入国」激増問題。また冬が終わりに近づいている今年、更に多くの不法入国者がアメリカからやってくることでしょう・・・。この問題に関してはトルドー首相は本当に何の対策も打たず、無能ぶりを発揮。ただ今年はケベック州政府や与党のCAQ党が何かしらの対策を打つかもしれませんが、基本的に不法入国者の管理は連邦政府も関わってくるので、不透明ですね、どうなるかは・・・。でも確実にこの問題もトルドー・リベラル党への強烈な「反対票」となると思います、今年の総選挙で。


さてそんな不法入国者のうちの一人がナイジェリア人のAdesanya Prince(50歳)。Adesanyaはナイジェリア生まれですが、その後アメリカで生活。ただし、正規の移民かどうかは記事でははっきりしていませんが・・・。

Price MAR172019 01
(Adesanya Prince。Global Newsサイトより。)

ただ彼はカナダに不法入国した時に、「アメリカで指名手配されている」と言うのがはっきりわかっていた人物。この人物がいまだにカナダにとどまっているというのはどういうことでしょうか??


彼は滞在していたアメリカ・テキサス州にて「児童ポルノ」所持の疑いで逮捕され2018年2月23日に公判に出廷。その後、同年3月10日に刑が言い渡される予定でしたが、その前日の3月9日にカナダに不法入国してきたんです。つまりアメリカから逃げてきたんです。


ただその後、アメリカ・テキサス州からの身柄引き渡し要請をケベック州の裁判所は却下しているんです!書類が不備だったからと言って。さらにその後Adesanyaを”釈放”、つまりケベック州への滞在を許可したんです!その際の条件として、別のナイジェリア人難民申請者と行動を共にするように、と言う条件がありましたが・・・。


でも書類に不備があったとはいえ、アメリカの犯罪者を監視下から離すっていうのはちょっと理解できません。これは問題だと思います。


その後テキサス州から完璧な書類が届いて、Adesanyaは再度拘留されているようですが・・・。


いや本当、お役所仕事って怖い・・・。犯罪者を野に放つことに何の抵抗も感じず、ただただ犯罪者の「人権」だけを考えているんですからね・・・。


一刻も早くAdesanyaをアメリカに送還して欲しいですし、この不法入国問題を一刻も早く解決して欲しいものです・・。







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