去年のケベック州議会議員選挙で大勝したCAQ党。その選挙戦においてCAQ党は一つの公約を掲げます。それが、「公職から宗教色を排除する」と言うもの。具体的には、教師や警察官、裁判官に検察などなど、公職についている人たちは、その勤務中は宗教職を帯びているものの着用を禁止するというもの。これにはシーク教徒のターバン、ユダヤ教徒のキッパ、そしてイスラム教徒のヒジャブ等が含まれます。


この件、今ケベック州政府は法律化そして適用を進めており、市民団体や人権団体が抗議をしているという構造。

Legault MAR302019 01
(法律化に向けて進むLegault・ケベック州首相。Global Newsサイトより。)

これは難しい問題です。が、新聞やネットでは人権代替等の抗議の模様ばかり強調していますが、はっきり言ってこの法律を肯定的に捉えている人たちもいるんですよね。いわゆる「声なき一般市民」と言う人たち。彼・彼女たちの賛同があったからこそ、CAQ党は大勝したわけですから。またこの法律ではあくまでも「職務中」の着用を禁じているだけで、プライベートの時間は適用外です。なので、そういった点からも賛同者はいるみたいですよ。


ただこれは世界中どこでも一緒ですが、やっぱりマスコミは自分たちの意見に一致することしか取り扱わないんですよね。この法律が提起された経緯、及び肯定的なポイント等は一切出てこないんです、ニュースでは。でもそれではマスコミの意味はないですよね。それこそアメリカと一緒。トランプ大統領を批判するばかりのマスコミ、それに反発し結束を固めるトランプ大統領支持派。つまりマスコミ自体が分裂を促進し、かつ「世論を形成しよう」とするおごりが見えるんです。それに嫌気がさした人たちのマスコミ離れが顕著になって・・・。もうこのネット社会ではマスコミの存在意義自体が薄くなってきているんではないでしょうかね?


話は逸れましたが・・・・。この件、賛否両論あると思います。私は特定宗教に属していないので何とも言えませんが、でも公的な機関で、職務中であれば、この法律は問題ないのかな??とも思います。職務中にどうしてもその宗教色の強いものを身につけなければならない理由がないから。逆もしかりですので、それだけで賛成理由にはなりませんけどね・・・。


ただこの問題はこれからケベック州だけでなくカナダ全体にも影響を及ぼすかもしれませんね・・・。


ちなみに・・・。ケベック州政府は、ケベック州内で2018年8月までにスキルドワーカー部門において永住権申請し、処理が未処理となっているおよそ2万件全てを「申請を取り消す」と発表しています。これにも賛否両論巻き起こっていますが、これもCAQ党が総選挙時に掲げた「移民制限」と言う公約の一つなんですよねー。しかも、このCAQ党いまだに州内での支持率は40%超で断トツトップ。次点のリベラル党におよそ2倍の差をつけています。まだまだ色々と論争を呼びそうですねー。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)
スポンサードリンク