モントリオールにある英語系大学の一つ、McGill大学。世界中から沢山の留学生を受け入れており、勿論日本からも沢山の留学生がやってきています。
このMcGill大学も、北米の各大学と同様、大学内にスポーツチームを持っていて、それぞれ他大学との対抗戦に力を入れています。で、今回問題になったのがこの大学のスポーツチームの名称。McGill大学では、大学代表チームの名称・愛称として[Redmen]と言う名前を長く使っていました。これは大学のカラーが赤だからだと思います。
が、この名前が「先住民をバカにしている」と言う理由で名称変更を生徒やサポーターたちが訴えいて、それが通ったみたいなんです。つまり、今シーズンからこの[Redmen]と言う名称は無くなるっていうこと。
気持ちはわかりますが、何と言うか・・・・。現代の価値観に合わせて過去をなきものにしよう、変えようとしているようにも見えるんですよねー。勿論大学側は否定していますが。確かに、現代の価値観に合わない部分って、世界中で沢山出てきていると思うんです。それを修正するのは必要な場合と必要でない場合があると思うんです。確かに一部の先住民系の生徒さんからは苦情が来ていたかもしれません。でもそのために長い歴史のある愛着のある名前をいとも簡単に変えてしまうっていうのは、何か「危険」な感じがするんですよね。なんか、どこまでこういった「修正」が適用されようとしているのか、それも怖い感じがします。
この勢いだと、カナダではないですが、アメリカMLBのクリーブランド・インディアンズは確実に名称が変わるでしょうし、NHLのシカゴ・ブラックホークスも名前を変える必要が出てくるでしょう。
繰り返しますが、この[Redmen]と言う名称に不快感を持っている人たちがいるのは理解できます。ただ、申し訳ないですが、それは一部だと思うんです。その一部の人たち、少数の人たちの意見を「絶対」のものとし、それを基本として物事を動かす・・・。これって民主主義の逆を行っている気もするんですよね、考えすぎかな??
日本でも今キーワードになっている「忖度」。忖度しすぎて、過度に少数派に寄り添って物事を動かすことにはちょっと怖さを感じてしまう・・・。そう思った記事でした・・。
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