今年の総選挙を占う上でも注目される各州の州議会選挙。去年から大票田のオンタリオ州やここケベック州、また大票田ではありませんが、ニューブランズウィック州などなどで州議会選挙が行われ、連邦政府与党・リベラル党と同じ地方政党のリベラル党が各州で大敗していました。


そしてつい最近、カナダ西部で大都市カルガリーを抱えるアルバータ州でも州議会選挙がありました。ただこちらの州、選挙前はNDP党(新民主党)が政権を担っていたんです。リベラル党は1議席のみ。まあ元々アルバータ州は保守党が強いところで、前カナダ首相であるハーパーさんもここ選出の保守党の議員さん。伝統なんでしょうね。


で、その州議会選挙で、保守党が大勝利を収めたんです。つまり、アルバータ州も保守党が政権を握ったことに。この保守党の党首で次期アルバータ州政府首相のJason Kenneyさん、選挙中はケベック州を非難することでキャンペーンを展開していたんです。曰く、「ケベック州は連邦政府より補助金をもらいすぎる」、「アルバータ州からの石油パイプラインを認めるべき」とか。

ALBERTA APR202019 02
(Jason Kenneyさん。CBCニュースサイトより。)

でも一転、選挙で勝利を収めると、ケベック州政府首相であるFrançois Legaultさんを褒めたたえつつ、石油パイプラインについてのサポートを求めたんです。で、この件で二人は会談を開くんですって。良い傾向かも。


ちょっと補足すると、アルバータ州は石油資源で発展した州で、その石油をカナダを横断させて東方面、つまりケベック州まで運びたいって考えていたんです。でもこれにケベック州が大反対。環境的に優しくないとか、色々な理由で。で、現ケベック州政府もこの石油パイプライン構想には否定的なんです。ただし、石油の代わりに天然ガスのパイプラインを東方面に延ばすのであれば賛成、ともケベック州政府は述べています。このあたり、どう調整するのかも見ものですね。

ALBERTA APR202019 01
(選挙結果。保守党強いですね。CBCニュースサイトより。)

さてこの結果、またまた地方で保守党が政権を担うことに。ちなみにアルバータ州の前政権与党であるNDPは連邦政府与党のリベラル党とは異なる政党ですが、このアルバータ州のNDP、過度に連邦政府にすり寄っていたということが批判されていたそうです、選挙時に。つまり、現連邦政府との密接な関りが嫌がられたんでしょうね。。


州議会選挙と総選挙は異なる選挙ですが、それでも各州の支持政党が見えてくるものです。やっぱり連邦政府与党リベラル党は地方でも苦戦しているみたいですね。。総選挙まで約半年。どうなることでしょうか・・。








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