カナダ連邦政府が導入した「二酸化炭素税」。地球温暖化の原因の一つとされる「温室効果ガス」の削減を目指して導入された税ですが、その税負担が各州均等でないという理由でサスカチュワン州のScott Moe州政府首相はこの税制は不当だと裁判を起こします。で、サスカチュワン州の高裁はこの税制は「合法」だという判断を下したんです。

Saskatuwan MAY042019 01
(高裁判決に失望するScott Moe州政府首相。Global Newsサイトより。)

この二酸化炭素税については、連邦議会では野党の保守党が避難しており、且つ地方ではサスカチュワン州に加えて、マニトバ州、ニューブランズウィック州及びオンタリオ州が今年3月に税制に反対する動きを見せ、サスカチュワン州と同様、裁判に訴えております。

Saskatuwan MAY042019 02
(同じく二酸化炭素税に否定的な立場をとるオンタリオ州政府首相。Global Newsサイトより。)

なのでこの今回の判決は他の州の判決にも影響をもたらす可能性が大きいです。。。


また、先月州議会選挙が行われたアルバータ州でも、新しく州政府を率いることになった保守党のJason Kenneyさんはこの二酸化炭素税に反対の立場を明らかにしており、他の州と同様に裁判に持っていく予定だそうです。


サスカチュワン州のScott Moe州政府首相は、更に上告する予定だそうです。


うーん、これも難しい問題ですが・・・。でもこれ前にも書きましたが、一国が努力したところで解決する問題でもなく、京都議定書のように全世界で動かなければならないこと。更に、京都議定書からの脱退が相次ぎかつ中国やインドと言った、二酸化炭素排泄量が極端に高い地域が参加していない以上、いくらカナダだけが頑張っても、地球規模で見たら焼け石に水程度でしょう。


私はこの二酸化炭素税は必要ない、っていうことを言っているわけではありません。でもこれを推し進めようとするカナダ連邦政府はこれにより世界的にどれくらいの削減に当たり、且つカナダにどれだけのメリットがあるのかを説明しないと、いつものリベラル党の「理想・お花畑」の世界構築のためのパフォーマンスって見られると思います。ちゃんと意味のあることであれば、納得してくれる国民も多いはず。


また、諸外国特に上記のように中国やインドにも積極的に働きかける方が良いでしょう。「カナダは(僕は)ちゃんと良いことしていますよ!」ってアピールしたところで、それがどれだけカナダにとってメリットになるのか・・・。どうしても私にはこの段階ではカナダ連邦政府、トルドー首相の「自己満足」のための行動にしか思えません・・・。


今後これがどうなるか、これも今年の総選挙に向けて注目する点かもしれませんね。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)
スポンサードリンク