保守党の党首であるAndrew Scheerさん。彼はアメリカのトランプ大統領と同様、仮に保守党が今年10月の総選挙で政権を取った場合、在イスラエルカナダ大使館を、現在のテルアビブからエルサレムに移動することを考えている、と明らかにしました。

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(トルドー首相との違いを鮮明にしているScheerさん。CBCニュースサイトより。)

これには賛否両論ありますが、一昨年トランプ大統領が同じくエルサレムへの在イスラエルアメリカ大使館の移動を公表した際にトルドー首相がすぐに否定、且つカナダ大使館の移動はないと明言したことへの「違い」を見せつけるものだという意見もありました。元々Scheerさんはイスラエルの首都はエルサレムという考えを持っており、それを明らかにしていました。ただ今回はそれを一歩進めて、大使館の移動まで考えている、とのことでしょう。


またScheerさんは現在カナダと中国の間がファーウェイ事件でぎくしゃくしていて、且つトルドー政権が有効な手を打てない状況において、「中国との関係をリセットする」のも一つの手だと述べております。これは確かにそうだと思いますが、一方でカナダにおける中国系カナダ人の数の多さから、総選挙時には保守党へ不利な動きにつながる可能性も。


ただ、国を預かる政治家としては、そういう総選挙のことだけでなく国自体の根幹部分を考えての発言でしょうから、支持する人もいるはず。逆にこれで中国系カナダ人が一致した行動を起こした場合、カナダ国民は「中国への不信感」「移民政策の暗い部分」をはっきり認識することになるでしょう。


これを対岸の火事にせず、当ブログでも何度かお話ししていますが、日本でもしっかり考えてよい「事例」として見ていただきたいと思います。


ちなみに上記Scheerさんの発言は、トルドー首相のお膝元、ここモントリオールで行われたものです。敵陣中心部で堂々と喧嘩を売ったんですね、すごいですね!

ともあれ、総選挙まであと約半年。これからもっともっと政治的な話題が増えていきそうです。








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