ケベック州では2018年の4月まで、難民申請者もデイケア(保育園のような施設)を利用することができたんですが、前政権のCouillard首相がそのルールを変更して、難民申請者はこのデイケアを利用できなくなりました

REFUGEE JUN012019 01
(まずは難民申請の激増に対する対処が必要なのでは・・・。CTVニュースサイトより。)

で、その事が差別に当たるとして弁護士が集団訴訟を起こしたんですが・・・。


まず、難民申請者は難民が認められるかどうかまで時間がかかるので仮の労働ビザを発行され、合法的にカナダ国内で働くことができます。ここが大きな問題点だと思うんですが・・・。まあそれはひとまず置いといて、で、働くためには子供を預けないといけない。でもデイケア(詳しくは、政府が管理しているデイケアを利用できないということであって、私設のデイケアは利用できる、と思います)を利用できない・・。


まあこれも賛否両論あると思いますが、まず難民申請者が本当に「難民」かどうかは怪しい点が多いというのも事実。沢山の人たちが却下されていますから。また上記のように仮の労働ビザを出してもらえれば、あとは「居座ったもの勝ち」のようにカナダに滞在してしまう人たちも多いです。更に、基本的に難民申請って、申請中は他の国では申請できないはず。なのにカナダに不法入国して難民申請しているっていうのは、基本的に「無理」があると思うんです。だってほとんどのケースがアメリカからの不法入国者で、既にアメリカで難民申請をしているから。


本当の難民の人たちは助けるべきですが、このシステムを利己的に利用する人たちが後を絶たないので、どうしてもこのシステム及び難民に対して良い印象を持っていない人たちが多いと思うんです。


なのでこの訴訟、言っていることは理解できますが、果たしてどれだけ賛同を得られるか・・・。そもそもはトルドー首相の「不法越境者・入国者歓迎」発言から急激に増大した難民申請者。まずは連邦政府が問題解決に動くべきだと思います。


でもどうなるでしょうかね、この訴訟・・。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)