モントリオールを本拠地に持つ、カナダ全土に展開するファッションブランド・Reitmans。実はここ、4年くらい前に私就活で面接を受けたことがあるんです。結果は不合格でしたけど・・・。でもこの会社には昔の同僚が何人か働いているし、今の会社の通勤途中でもあって、よくこの本社前を通るんです。


で、そう言えば変なキャンプがあるなーと思っていたんですが・・・。


実はこのキャンプをしている人、Jonathan Kubbenさんと言うベルギーの方で、仕事を辞め、家財道具一切を売り払って、2016年より世界旅行に出かけた人なんですって。で、世界各地で写真を撮って、それをSNSにアップしていたんですが、その際必ずあるフレーズを入れていたんです。それが「Mom, I'm Fine. (お母さん、僕は元気だよ。)」と言うもの。ベルギーにいるお母さんを安心させるためのアイデアでしょうね。それは素晴らしいことだと思います。

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(Jonathanさんのインスタグラム。Global Newsサイトより。)

Jonathanさんのインスタグラムにはすぐに36万人ものフォロワーがついて、彼は一躍有名なインフルエンサーに。


そして去年2018年、Jonathanさんにとっては「問題」となることが。それはReitmansが2018年の母の日のプロモーション・キャンペーンとして新しく「Mom, I'm Fine」と言うブランドを作って販売を開始したこと。

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(Reitmansが発表したブランド。Global Newsサイトより。)

これに対してJonathanさんは自身のフレーズを盗用されたとして抗議。で、本社前で抗議活動を行っている、ってことだったんです。Jonathanさん曰く、「Mom, I'm Fine」のライセンス権と今までの売り上げをJonathanさんに渡すまでこの抗議活動を続けるんだそう。売り上げに関しては、ボランティア団体への寄付を考えているそうなんですが・・・。

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(抗議中のJonathanさんの様子。Global Newsサイトより。)

結局、Reitmans側はこのキャンペーン、途中で中止しているんです。勿論沢山の商品を既に作成済みでしたから、かなりの被害額になりますが、事を荒立てないようにしたんでしょう・・・。でもやっぱり納得できないって思っているんではないでしょうかね?


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(同じく抗議中のJonathanさん。Global Newsサイトより。)

これってあまり「共感」を呼んでいないんですよね、実際。むしろ「たかりビジネス」的な目で見られているんです、ニュースコメントによると。でもそれも理解できます。だって、「Mom, I'm Fine」なんて、誰でも何処でも使うフレーズですから。勿論、「Mom, I'm Fine」をJonathanさんが彼の世界旅行のある意味「象徴」として使っていたのはわかります。でもそれはあくまでもお母さんに対する「メッセージ」であり、「Jonathanさん以外がこのフレーズを使って利益を得たりしてはダメ」と言うことには全くならないと思います。


逆に、母の日のプレゼントにこのフレーズを使うことは「センスがある」と思うんですけどね。母の日のプレゼントに「母親を安心させる」物を贈る・・・。かわいいじゃないですか。


Jonathanさんの気持ちもわかりますが、これはやっぱり無理押しだと思います。このままでは多分せっかく集めた36万人のフォロワー、及びインフルエンサーとしての立場も失うことになりそうですね・・。







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