カナダの教育担当大臣・Jean-François Robergeさんと、人権運動家でノーベル平和賞受賞者のMalala Yousafzaiさんの写真が話題に。これ、ケベック州で制定された、「公職者の勤務中における政教分離」政策・Bill 21にこじつけて、「皮肉な写真だ」と言うもの。

Religious JUL202019 01
(問題を引き起こされた写真。問題ないと思いますが・・。Global Newsサイトより)

でもそれっておかしいと思います。まずケベック州で制定された「政教分離方針」は、あくまでも「公職者が勤務中」に宗教的なものを身に着けるのを禁止したのであって、プライベートでの着用は問題なし。またこれってケベック州在住の人を対象にしているので、この投稿自体、「悪意」しか見受けられません。方針に賛成・反対は個人的な意見があるでしょうが、自分の意見を通すために「悪意あるこじつけ」を使うのは、ちょっと悪質だと思うし、「理解力の乏しい人」というイメージを与えるだけだと思うんですけどねー。


案の定、コメント欄もこの投稿者への疑問・批判が多くあります。まあSNS全盛の時代ですので、自分の意見を表明するのは良いでしょうが、その方法はきちんと考えてやらないと、自分が「劣っている部分」をはっきりと見せつけるだけの結果になりますね・・。良い反面教師です、この投稿。








(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)