私は今から10年ちょっと前、ドバイにて約2年間生活していました。その頃から、そして現在もメディアの報道でよく見かける間違いが、「ドバイは石油依存を脱して観光立国に」というようなもの。まずそもそも、ドバイは元から石油に依存してません。だって石油を含めて天然ガスなどの天然資源が殆ど取れませんから。なのでドバイって「貧しい」国だったんです。


それなので、観光を資源として世界中からお金持ちを集めてお金を落とすようにしたり、世界的なコンベンション等を誘致したりして大きくなっていったんです。そういう意味ではドバイの成功は「マーケティング戦略の成功」って言えるかも。


ただ、現在ドバイの首長でもあるムハンマドさんの第三夫人・ハヤさんがイギリスの人権救済に申し込んだ通り、ドバイを含めた中東諸国に人権はありません。これ、ドバイで生活された方はわかると思います。ドバイって、人口の8割が外国人。そのほとんどがインド人・パキスタン人などの出稼ぎ労働者。彼らはタコ部屋に押し込められて人権もあったもんじゃありません。

Dubai AUG102019 01
(いつ見ても「イラン系だなー」って思う、ムハンマド首長の顔。Global Newsサイトより。)

実際私がドバイで働いていた時、日本メディアの現地コーディネーターもたくさんしましたが、ドバイでの取材許可を取る際必ず「労働者は映さないこと」って言われるんです。つまり、ドバイ人も労働者への人権がないことを知っている証拠。また、民主主義でもありませんから、首長の気持ち一つで何でも変えられる・作れるんです。それがドバイの本当の姿。。。


一見華やかに見えますが、その華やかさを維持するためには裏で人権無視のひどい仕打ちを労働者が受けています。で、多分同じようなことが首長家族内で行われいたんでしょうね・・。むしろ、「ああ、そうだろうなー」って感じで納得してしまいました。


これが観光など主要産業にどの程度影響してくるかわかりませんが、多分大きな変化はないと思いますよ。今後も首長一族内の「強力な家父長制・男尊女卑制」は残るだろうし、労働者の人権はいつまで経っても改善しないでしょう。。元々財政的に火の車で自転車操業が長く続いているドバイ。私は最終的にはアブダビ辺りに吸収されるような気がします。


ともあれ、いくら見た目が華やかでも、価値観を共有できる民主主義国家ではないというのはしっかり認識しておく方が良いと思います!







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