来月の総選挙に向けて、モントリオール地区のリベラル党の候補者の一人とみられていたImam Hassan Guillet。名前からわかるようにイスラム系の彼は、最近ソーシャルメディアにおいてイスラム教原理主義組織のハマスを礼賛する記事を書いたり、反ユダヤ的な発言をしたりしていて、それによりユダヤ教団体から非難されます。


これを重く見たリベラル党は彼を候補者リストから外しました

Muslim SEP072019 01
(一連の事態の釈明をするImam Hassan Guillet。CBCニュースサイトより。)

イスラム教徒を支持層に持つリベラル党は苦しいかも。まあユダヤ教団体も宗教組織ですし、彼らの支援を受けている候補者もいるでしょうから、いわゆる「選挙戦」の一環なのかもしれませんが、この辺りがちょっと日本人としては感覚ではつかめないところですよね。


一番の問題は何事も「宗教」が上に来ることだと思うんです。ケベック州のBILL21による政教分離も一緒。カナダのルールや法律、ケベック州のルールや法律よりも、宗教的ルールが上に来ることが、やっぱりその宗教に属していない側からすれば怖いし不安があるもの。なので、少なくとも「公的機関」からは宗教色を失くし、政教分離・行政と宗教の分離をしましょうっていうのがBILL21。これは差別ではないと思うんですけどねー、私は。


一方今回のように、「宗教家」が選挙の候補者になることに対する不安も出てきます。上記と同じように、もし国会議員になったとして、果たして「カナダの国会議員」としての立場が優先させるのか、それとも「イスラム教徒」としての立場が優先されるのか・・・。今回のGuilletの行動を見ると、後者のような気がして、イスラム教徒を除く有権者も不安を覚えると思います。


これはイスラム教徒だけでなく、ユダヤ教、キリスト教、仏教でも同じ。「公人」としてカナダに尽くせるかどうかが焦点だと思います。


その点をきちんと見極めて投票に臨んでほしいものです・・。







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