ちょっと前にスペインの総選挙がありましたね。スペインもカタルーニャ地方の独立問題を抱えていたりと、政情が不安定な国ですが、同じ分離独立問題を抱えるカナダ・ケベック州ではよくこのカタルーニャ地方問題はニュースとして出てきます。


そんなスペインの総選挙、左派・リベラルグループが少数与党として政権を握っていたようで、それは総選挙後も変わらず。ただ、右派グループの躍進が著しく、第三党を確保したそうです。これってまさについ1カ月強前のカナダと同じ現象。左派・リベラルグループが政権を維持したけど、右派グループが躍進を遂げる・・。

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(総選挙後の勢力図。BBC.co.ukサイトより。)

これって世界的な流れで、「左派・リベラルが言う、平等社会・公平社会は理解できるし、理想としては正しいけど、現実問題としてこの理想だけを追いかけると、社会のいたるところにゆがみ・ひずみが出てくる。左派・リベラルの理想は理想として、現実的な解決策を模索するために右派グループの考え・発言力を強化させよう」っていう、選挙民の思惑が働いているのかな?って勝手に思っています。


この逆の動きと言うか、先を行っている動きと言うか、それがアメリカだと思います。アメリカではトランプ大統領の誕生で右派グループが実権を握った形に。でもこの引き金となったのが、リベラル側だったオバマ政権の反動だと思うんですよね。アメリカの場合は、8年間のリベラル政権に対して、右派グループ・保守グループの政権を希望して、トランプ大統領の誕生っていう形になったのかな?と思っています。


日本の場合もアメリカに似ているのかな?私は安倍首相が言ったこの言葉は大変的を得ていると思っていますが、「悪夢のような」民主党政権(リベラル・左派政権)で日本国民はいかに「現実を見ない理想主義」が危ないものか、実感したんだと思います。それが安倍首相率いる自民党を政権の座に返り咲かせ、現在に至ると思うんですよね。正直、個人的には自民党内部でリベラル寄り・保守寄りの派閥・グループがあって、そこで「疑似政権交代」をするという、一昔前のスタイルが日本には合っていると思いますし、うまく機能しそうな気がするんですよね。そういうと派閥主義の弊害とか、老害とかいろいろ批判を浴びそうですが・・・。


これがあっている例えかどうかわかりませんが、私が感じるに現在の民主党を元にしている野党って言ってみれば「社会人経験がなく、理想だけ大きい新入社員」のような気がするんです。「働く」と言う現実をまだ経験していないので、「自分はなんでもできる。理想は現実になる。」と言う考え。一方自民党は「会社を長いこと支えてきた経営陣・主要部署長など」っていう感じ。きれいなところも汚いところも見てきた、手を出してきた人たちで、でもそれは「会社」を生き残らせるために必要だった・・・。


そんな会社の経営を理想だけが大きい新入社員に任せることは無謀だと思うんです。でもそれをおよそ10年以上前の日本ではやってしまった・・・。それが私が感じている「悪夢のような」民主党政権の簡単な概要なんですよねー。


ともあれ、こういう風に政治ってうまいことバランス感覚が働くものなんだなーって関心しました。特に日本を含めたG7とか先進国とかいう、「成熟した」国ではよく見られるのかな?と。







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