モントリオールでも日本やその他の世界と変わらず、宗教団体っていうのが存在します。ローカル宗教団体とでもいうのでしょうか、キリスト教やイスラム教などのように世界的に信者がいるわけではなく、特定地域に根差すというか根拠地にしている宗教団体が。


その一つが、the Mission de l’Esprit-Saintと言うもので、信者は数百人いるそうです、ケベック州内で。でこの団体、自身の団体施設の中に学校を作っていたようで50-70人の小学生から高校生までの子どもたちがいるみたいなんです。ただ、殆どの生徒がケベック州で必須である「在宅学習の登録」をしておらず、また「公立・私立の学校へ通う」と言う登録もしていないんです。で、ケベック州の教育庁が調査に乗り出し・・。

Religious NOV242019 01
(問題の宗教施設が入っている建物。Global Newsサイトより。)

この団体の学校、元信者が言うには、「フランス語と数学、それにちょっとした英語だけが教えられ、その他は何も教えられていない。また女の子は13歳になると結婚の準備に入るために学校に通えなくなる。」だったんだそうです。


もうこうなるとなんか宗教と言うより「カルト集団」ですよね。本当に怖い。元々宗教って、「心の支え」的なものだったと思うんです。人間の力ではどうしようもない状況に陥った時に、心の安らぎを得られる場所、それが宗教だと。でも現在は逆に「心を縛るもの」になっていると思います。なんでもかんでも、「宗教」が第一になり、社会のルール、国や地方のルール、そういったものは無視・・・。

やっぱり個人的には現代の宗教は意味合いが変わってきている気がします。







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