モントリオール市長のValérie Planteさんは先月11月末、来年度(2020年)のモントリオール市の予算について発表しました。それによりますと、住宅、インフラ整備、環境問題対応、交通機関等に使用する予算として601.7億ドル(約4.8兆円)を計上。これは前年比約8.1%の伸びで、Valérie Planteさんが市長となって以来一番大きな予算額だそうです。

Montreal NOV272019 01
(モントリオール市長のValérie Planteさん。CBCニュースサイトより。)

まあ確かにモントリオール市は現在、水道管の劣化問題が大きく報じられ、早急な対応が必要ですし、モントリオールの道路事情は本当に悪いので、道路整備の予算も必要でしょう。そこは理解できます。が、予算が増える割には「利便性」が上がっているという実感はモントリオール市民にはないのではないでしょうか?


この来年度予算の増加については野党側からの批判はもとより、一般市民からもコメントでかなりの批判が出ています。何のための予算増加なのか、と。無駄なことに使っているのではないか、と。一例ですが、今年秋口に、モントリオール市内では至るとことで「自転車専用道路」が作られました。しかも、元々歩道だったり車道だったりしたところの幅を狭めたりひどいところでは車線を無くして作ったんです。確かに自転車愛好者・利用者にとってはメリットのあることですが、果たしてそれが本当に必要だったのか、多数のモントリオール市民が必要としていたのか疑問です。だって少なくとも5カ月くらいは冬のためにその作った自転車用道路は使われないんです。しかも使われるとしても、時間当たりの利用台数を見たらかなり少ないのでは?


少数派の意見を反映させることも大事です。でもそれが大多数を不利益・不都合にさせて行うのであれば、疑問を感じる人たちが多くなると思います。


また、住民税も各地区値上がりするところが多いそうです。その他、ほぼ毎年モントリオール交通局の運賃が値上がりしたり、これはモントリオール市とは直接関係ないですが、毎年社会保障費の給与控除が上がったりと、市民にすれば「取られる額は毎年上がっているのに、それに比例する”利便性”なりなんなりの”成果”が実感できない」と言うのが本音ではないでしょうか。


予算額の増加に比例して、市民が納得するケースが増えればよいんですけどねー・・・。







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