ちょっと古くて去年のお話になりますが、ふと日本のニュースを見た時に、「元日閉店、コンビニで実験 セブンとローソン」という記事が出ていました。

Seven DEC302019 01
(コンビニ業界の質が問われている問題だと思います。共同通信社サイトより。)

これ、海外に長く住んでいる者として、またまだコンビニが元日営業等する前の時代を知っている者としては違和感を感じました。と言うのは、元日閉店することが「実験」段階ってどういうこと?と素直に思ったんです。


日本や日本文化が海外に敬意を持って受け止められていることの理由の一つに、あの有名な「おもてなし」と言う考え方があると思います。そのおもてなしと言う考えは、「相手のことを考えて、慮って一歩先行く行動を取る」と、私は解釈しています。


コンビニの24時間営業や年中無休もそういうおもてなしの考え方で始まったと思いますが、近年日本では特に「ワークライフバランス」の考え方が入ってきていると思うんですよね。そこに照らし合わせると確かに24時間・年中無休と言うのはちょっと相反するもの。なので、そういう時代の流れに沿えば、24時間・年中無休という考え方が減っていくのは自然の流れのような気もします。


ただそれをセブンとローソン本社は受け入れたくないのでしょうね、「実験」と言う形でやっていくというのは。これ、結果は別に外部に公表する必要はないでしょうから、悪い言い方をすればいくらでも改竄できる、「元日営業、休日営業は利益になる」っていう結論に持っていける。つまり、「ワークライフバランス」に沿う改善はしないっていう結論にもなりえますよね。


でもそこまで年中無休て必要なことなんでしょうかね??日本は祝祭日は多いですが、その日が休みになったところでどれだけの損失が出るんでしょうか??1日もコンビニに行かない日はない!っていう人はどれくらいいるんでしょうか??


私はもう10年近くカナダに住んでいて、この環境に慣れましたが、基本カナダでは祝祭日は殆ど全てのお店がお休みになります。かろうじてガソリンスタンドやコンビニが開いているくらい。その他はスーパーであれ、ショッピングセンターであれ、全て休み。これを、「ビジネスチャンスをみすみす棒に振る」っていう日本人の考え方か、「祝祭日はのんびりと家族や友人と過ごす日」とする欧米の考え方、その違いだと思います。


文化的・歴史的背景の違いがあるので、何でもかんでも欧米のやり方をまねる必要は全くないと思います。が、良いところ、合理的・理論的なところはどんどんまねても良いのではないでしょうか?


今後日本のコンビニ業界では、「うちは祝祭日はお休み」と言うのが一種の「福利厚生」的なメリットとして採用時に提示する条件になるかもしれませんね。







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