モントリオール市長のValérie Planteさん。彼女は今月、モントリオール市の全ての意思決定の過程において、環境問題や気候変動を考慮に入れて行われるべきだ、と発言しました。彼女曰く、例えば二酸化炭素の排出量規制やごみ問題、そして毎年春になると決まって発生する洪水問題などなど、こういった件を考慮に入れての決定をすべき、と。

Plante JAN122019 01
(市長のValérie Planteさん。この方、市長と言うより活動家っていう雰囲気がまだします。CBCニュースサイトより。)

でもそれって元々「政治家」が普通にやらないといけない部分ではないんでしょうか?今更敢えてこの部分を強調して言う必要があるんでしょうか?逆にこういう発言をした場合、「じゃあ今まではそういうことを一切考慮に入れずに判断・決定されていたんだ」と思ってしまいますよね。


また彼女の発言は、彼女がずっと反対している「RoyalMount」開発構想も念頭に置いてのもの。この開発プロジェクトは、ショッピングセンターやエンターテインメント施設を持つ大型複合施設を建設するもの。これにより、この辺り(Royal Mount)の交通渋滞がひどくなったりする害がある、と彼女は述べています。ただこのプロジェクト自体は既に進んでいるんですよね。

Plante JAN122019 02
(「RoyalMount」開発構想。CBCニュースサイトより。)

まあ多分彼女とすれば、こういうプロジェクトも含めて、全ての市の意思決定には環境問題を念頭に置くべき、と言うことなんでしょう。


その部分では理解できますが、ただ優先順位が違うのでは?とも思います。これも環境問題にかかわることですが、毎年モントリオールでは除雪問題が発生します。市がきちんとそしてタイムリーに除雪を行わないので交通問題が発生するんです。その部分の解決はどうするつもりでしょう?これって喫緊と言うか、今まさに私たちが直面している問題です。その部分は何の改善も予定していないのでしょうか?


また相変わらず酷いモントリオールの道路。こちらの改善は?


確かに彼女の言いたいことは一理あると思います。でも正直、彼女の発言は、自身の今までの市制を肯定させるような、そしてリベラル思想の持ち主として今トレンドになっている環境問題を絡めて今後の自身の市制を市民に後押ししてもらうような意図を感じます。だって、彼女のこの発言は私は今のモントリオール市民が欲しているものではないと思うから。ギャップがある気がするんです。


政治経験がなく、その清新さでモントリオール市長に当選したValérie Planteさん。悪い意味で「政治家」らしくなってきたのかな?








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