モントリオールにお住まいの方、もしくは以前住んでいたことがある方はお分かりになっていただけると思いますが、モントリオールの公共交通機関・STM、これ本当にひどいくらい運行がきちんとしていないんですよね。勿論路線によると思いますが、まともに運行している日もあれば、時刻表通りにバスが来ない、地下鉄が来ない、っていうのは当たり前の状況なんです。


カナダ第二の都市でこのレベルのサービスですから、本当日本って素晴らしいなーって実感するとともに、低レベルの質・サービスに毎日うんざりしています・・・。まあ元々モントリオールやカナダに住んでいる人にとっては当たり前の状況なんでしょうね。


で、先月モントリオール市議会でバスなどで運行表通りに運行できず、お客さんを寒い中待たせ続けた場合には返金や補償金を出すべきっていう動議が可決され、STMも前向きに検討しているっていうことなんだそうです。私が住んでいるラバルでも同じような動きがあって、こちらは既にお客さんから不平・不満が出た場合には返金や補償金を出すことにしているみたい。

STM FEB012020 01
(利用客が求めているのはお金ではない・・。CTVニュースサイトより。)

でも「そこじゃないでしょ」って思っちゃうんです。「質の悪いサービスに対しては補償金を出します」ではなく、「いかにサービスの質を上げることができるか」の努力をすべきではないでしょうかね。だって補償金うんぬんって、結局料金の値上がりで利用者に返ってくるんですから。


毎週必ず1日以上、地下鉄の運行が遅れるし、バスも運行表を飛ばすのもざらにあります。まずこの辺りの運行レベル・サービスレベルの改善に時間とお金をかけるべき。その辺り、全く分かっていない気がするんです、STMは。利用客はお金が欲しいんじゃなくて、「安定したサービス」が欲しいんですよ。


もういっそ、こういう公共交通機関の運行には定評がある日本の会社が、ソフトウェアとして運行システム等のパッケージをモントリオール市に売って欲しいって思っちゃいますね・・。








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