これはケベック州政府としては当然の対応だと思います。むしろ、連邦政府の方が対応が後手後手に回っているというか、何ら目新しい対応はしていないと思います。


関係ないかもしれませんが、カナダ連邦政府の対応って韓国政府の対応と似ているかも。どちらもリベラル・左派政権で、中国に過度に忖度しているという点が。前のブログでもちょっとお話ししましたが、カナダに帰ってきた際、チェックもほとんどなく、あくまでも自己申請ベースなんですよね。仮に私が中国にわたっていたとしても、申請時点でうそをついていれば何の問題もなくカナダに入国できていたはず。こういった点は本当に危ないと思うですけどねー。


その結果が、カナダ首相夫人、ソフィアさんのコロナウイルス感染では?問題は彼女がどこで感染したかってこと。首相邸宅がある首都オタワか、出身地であるモントリオールか、はたまたカナダ国内・外の別の場所か。


日本の記事ではトルドー首相と夫人の対応を評価している人たちがたくさんいますが、こちらではちょっと違いますよ。勿論、トルドー夫人の回復を祈っているメッセージは多いですが、結局トルドー政権が入国管理・制限を適切に行わなかったので、結果ウイルスが蔓延してしまった、というのがこちらでの印象です。


0527-city-caqcouncil-4599
(矢継ぎ早に対策を出すLegault州政府首相。Montreal Gazetteサイトより。)

一方ケベック州。現時点でコロナウイルス感染者が13名と増えてきたことを受け、Legault州政府首相は以下の点を要請しております:

- ケベック州に他国から帰ってきた人は自主的に14日間自宅待機してほしい。
- 保健や健康業界に従事する人たちは14日間の自宅待機を指示。ただし、待機中は補償金が支払われ、それは来週発表される予定。
- 室内で250名を超える参加者のイベントはキャンセルするように要請。
- NHLおよびNBAは今後の試合開催を見合わせる。
- お年寄りのいる家などへの訪問を控える。
- 明日金曜日より、公的な高齢者住宅へガードマンを派遣し、訪問者のチェックを行う。


更につい昨日、モントリオールとローマを結ぶ路線が中断されました。。

更にこちらでも日本と同様、卒業式(こちらでは学校は9月入学6月卒業なので、厳密には卒業式ではありませんが、それに似たセレモニー等)等の式典が中止や延期に。更にセントパトリックスデイも中止になっているようですし、メジャーリーグも開幕延期となっています。

今回の要請により、奥さんも仕事お休みになるかも。勿論州政府化勤務先より補償はあるようですが。また私も自主的に自宅勤務を来週よりする予定で、人事とは連絡を取り合って、再来週出社できるかどうか、状況を見ていく予定。

ぎりぎりでよい時期にカナダに帰れたのかもしれません、今後カナダ政府としても入国制限を厳しくしている可能性がありますから・・・。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)