カナダ全体で感染者数が2,000人を超え、死亡者も25人に達した昨日、ケベック州でも感染者数が一気に628名と一気に409名の感染者増となっており、感染拡大の危機に直面しております。そうした状況でケベック州政府首相のLegaultさんは現地時間月曜日、3/23、新たな命令を発表しました。それは一部を除くすべての企業活動・商業活動に関してオフィスを閉鎖すること。
一部例外とは例えば:
病院、消防、警察、官公庁、ごみ収集、エネルギー関連事業、コンピューター関連(セキュリティー、保守など)、データセンター、製造業、薬局、スーパーマーケット、コンビニ、SAQ(酒店)、SQDC(乾燥大麻販売店)、ホテル、レストラン(ただし配送かピックアップのみ)、ペットショップ、放送局、新聞社、銀行、物流業、配送業、などなどなど・・・・。
うーん、ちょっと難しいですが、とにかくとりあえず普通の会社はオフィスを4/13まで閉鎖し、その間は在宅勤務にしろっていうことらしいんです。
が、これによってうちの会社も影響を受けて・・・。結果昨日時点で10名のスタッフが一時解雇となりました。会社としては状況が変更になり次第、この10名を呼び戻すとしておりますが、今回のケベック州の命令によって、顧客の中でも在宅勤務等が難しいところはどうしても商業活動が鈍化、もしくは停止してしまい、結果うちとしても仕事がなくなるっていうことに・・。なので、この措置はしょうがないのかもしれませんが、次いつ自分の番になるかを考えると、ちょっと怖いですね。。
実際、ケベック州の大手ぎ業でも一時解雇が行われております。日本でも有名な、モントリオールを本拠地に持つシルクドソレイユは従業員の約90%に当たる約4,300名を一時的に解雇。また本日、同じくモントリオールに本拠地を持つ航空会社・エアトランザットが従業員の約70%に当たる3,600名の一時解雇を発表しております。
(これからも一時解雇の波が来るかも…本当に怖いですね。。Global Newsサイトより。)
ケベック州政府の素早い対応は私もとても好感が持てますが、逆に現在はちょっと「過度に恐れすぎ」の局面に入ってきているのかもしれません。感染者数増はしょうがない部分があると思うんです、だって検査数を増やしているから。大事なのは「重症化させない・死亡者数を増やさない」点。この部分をいかに効率よくやっていくかが問題なので、いちいち感染者数の増大だけで物事を決めていくのは結果地域経済に莫大な損失を生む恐れがあり、事実もう生んでいます。
この点だけ、ケベック州政府にはよくよく考えてもらいたいと思います。そしてある程度感染者数が鈍化しだしたら、すぐに経済活動再開を発表して欲しいです。その間、まだまだ人の出入りは防ぐべきでしょう。「正しく恐れる」ことが大変重要だと、ある日本の記事を見て痛感しました。
もう少し「ポジティブ」な面の発表も増やして、ケベック州全体がふさぎこまないように、州政府は州民を「パニック」にさせるのではなく、「元気に対応する」ようにしていってほしいです。
これ以上、ネガティブな命令が出ないとよいんですけどね・・・。
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