まずはカナダ連邦政府の対応から。カナダ国内でのマスクや食料品等の物流について、カナダ政府はアマゾン・カナダとの間で、アマゾンの物流システムを使用することで合意しました。つまり、アマゾンのネットワークを使って、各州・各地域に必要なものを届けるっていう予定だそうです。これは良いこと!


ちょっと気になるのは、連邦政府は必要不可欠な物資の確保等のために中国に倉庫を借り、且つ中国からマスクや医療防護服が届くっていう点。これらが例えば無料とかであれば良いですが、なんか、自分たちでこの状況を作っておいて、それでこの状況でビジネスをしているっていう風にも見えますよね、中国。現トルドー政権は中国には弱腰なので何も言えないでしょうが、この中国の対応、カナダの対応には後々非難が出てくるかもしれませんね。まあ今のところはできることは何でも!っていう姿勢が正しいのかもしれませんが、倫理的に受け付けない人もいるかもしれませんね。


また、連邦政府はケベック州政府の要請を受け、カナダ軍をケベック州北部地域に派遣することを決定。これは北部地域、特に先住民のための派遣のようで、北部地域には必要な病院等の医療リソースが不足していることに備えるためのようです。


次にケベック州についてですが、感染拡大を受け、Legualt州政府首相は心配しないように要請。また、昨日のブログにあったアメリカ3M社のカナダを含めた国外販売抑制について、今後医療品不足が起こる可能性があるが、現時点では必要な医療品は確保しているので安心して欲しいとのこと。昨日のブログでもお伝えした通り、ここからは政治力の問題ですよねー。。


また、ケベック州でも中小企業を対象にした支援プラン(約1億5千カナダドル = 約12億円)を決定しております。


更に州政府として、北部地域や南部地域への移動を控えるように要請。これは現在ケベック州での感染拡大はモントリオールを中心にした中部大都市圏に集中しており、これ以上州内での感染を広げないように、且つ北部等では医療リソースが大都市と比べて脆弱な点を鑑みての要請。これも当然の要請かもしれませんね。


こういう風にトルドー首相は連邦政府の対応を、Legault州政府首相は州政府の対応を、毎日必ずアナウンスしています。特に州政府では毎日の感染者数増、死亡者数等も明らかにして、そして州民に自粛の徹底をお願いしています。こういう危機では、リーダーがこういう風に毎日画面に出て、そして状況を正直に発表し、且つ対応策について州民にお願いするっていうスタイルは本当に素晴らしいと思います。これって日本でもそうなんですかね??日本ではやっていないと思いますが、ぜひやるべきだと思います。少なくとも私はこれ毎日見ていて(フランス語はわかりませんが)、以前よりますますLegaultさんには親近感を持ったし、頼れる存在と言う気持ちも高まっていますし、あまり好きじゃないトルドー首相に関しても、少なくともこの点では国のリーダーとしてはやるべきことはやっていると思っています。

Legault APR042020 01
(リーダーのプレゼンスはこういう危機では非常に大切だと思います。Global Newsサイトより。)

また在モントリオール日本総領事館でも、管轄地域の在留邦人に対してのアンケートを実施し、総領事館としての対応(精神的なケアなど)を考えているそうです。


あ、あとこれはちょっと古い情報ですが、現在運航停止しているエアカナダ便のモントリオール - 東京の直行便。運行停止期間を5月末まで延長したそうです。


ケベック州では自主的な隔離、不必要なオフィス等のシャットダウンが始まり2週間を経過していますが、感染は拡大傾向にあります。多分今が一番踏ん張りどころで、ここでしっかり踏みとどまることが出来たらなんとなく落ち着くのかな?と、何の根拠もなく思っています。と言うより、そういう風に楽観的にでも考えないと、やっていけないというのも事実・・・。


感染拡大はある程度しょうがないと思っていますし、大事なのはやはり重症化させない、死亡者を増やさないこと。感染拡大による不安を和らげるためにも(でも過度に楽観視させないように)、州政府も連邦政府もこの点をもうちょっと強調して欲しいですね。。。


日本も大変だと思いますが、個人的にはアビガンにとても期待しているので、ぜひぜひ早めに治験結果を日本政府は公表して欲しいですね!







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