ケベック州では感染者総数が16,798名と前日に比べて約1,000人近く増え、死亡者数も688名と58名前日と比べて増えております。ケベック州政府が予想している感染のピークは今週末。本当にその予想通り、今がピークだと信じたいです・・。


さて最近のコロナ関連のニュースですが、まずはカナダ連邦政府の対応や発表について。カナダ連邦政府によると、Bell Canada社、これは日本で言うNTTと同じような会社です、が約200万枚のN95マスクを生産予定と発表。

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(たまたま奥さんが近くのホームセンターで発見したN95マスク。ラッキーでした・・。)

またカナダ西部州(アルバータ州、サスカチュワン州及びBC州)のえねるびー分野のサポート対策として総額約25億カナダドル(およそ2,000億円)を支出。更に中小企業向けへのサポートや文化人・アスリートへのサポート等も発表しております。


ちょっと気になった点が2点。まずカナダ連邦議会の対応で、トルドー首相はインターネット環境が整っていない地域があるのを承知の上で、バーチャルでの会議開催を検討中。だが野党は毎日の議会開催を主張。うーん、これって日本と同じですよね。何の解決策もなくただただ現政権を批判すれば良いと考えている野党のダメなところがきれいに出ている・・・。こんな時こそ協力すべきなのにね。野党の保守党にはちょっと期待していたんですが、今回のこの件では失望しました・・・。


また、トルドー首相は記者から、昨今他国が次々と中国に対する姿勢を強めているが、カナダ政府はそれを嫌がっている姿勢を問われ、「今はその時期ではなく、コロナ感染と闘う時期」と述べていました。確かにそれはその通り。優先順位で言えば、コロナ対策が最重要・最優先


でもこれこそトルドー政権の真の姿でもありますよね。中国に対しては強く言えないところが。昨年からのファーウェイ事件もまだ未解決のままですが、このままトルドー政権は中国に屈する、と言うより、WHOのテドロスさんと一緒で、中国に飼いならされているのでは?っていう批判が出てくるかもしれませんね。(実際、コロナ感染前からトルドー首相の中国忖度姿勢には沢山の国民から非難が出ていましたしね。)



さてさて次はここケベック州。


現在、高齢者向け施設での感染拡大、そしてその原因が施設運営者の怠慢管理によるもので起こっていて、ケベック州では公設・私設を問わず集内全施設を検査し、必要な人員を送っていますが、いかんせん人員不足のため、州政府では今も継続的に人員募集を行っています。


また、カナダ連邦軍から125名の医療スタッフが配属されることが決定。


ケベックシティーのJeffery Hale Saint Brigidと言う病院にて院内感染が発生。少なくとも77名の患者・医療関係者が感染し、12名が死亡。


モントリオール市南岸にある街・Longueuilにおいて、コロナウイルス関連詐欺7件を確認。本当、こういう輩は厳罰にして、強制労働で人員不足の病院とかで働かせてほしいものです。


通常ケベック州では春先のこの時期、季節労働者として南米から沢山の農業従事者に短期労働ビザを発給して受け入れていますが、今年はこの状況では無理。なので、ケベック州政府は一時解雇・解雇された方、そして大学などの生徒さん向けに、農業へのサポートをお願いしております。ただ日本と同じく、大変重労働である農業、果たしてカナダ人がやれるかどうかは不明ですが、少なくともお仕事はあるので、応募する人も多いかもしれませんね。


そして最後に、当ブログでもお伝えした、ひどい管理で入居者を放置して死亡者を増やしたHerron高齢者施設について。これについてはいまだにオーナー企業が見苦しい言い訳を繰り返していますが、入居者は今回集団訴訟を裁判所に起こしました。当然ですよね。多分今後、この集団訴訟に亡くなった方の家族が加入したり、別で訴訟を起こしたり、またこの会社が運営するほかの施設の入居者や家族が訴訟を起こす可能性が大きいと思います。


もう一つ、エアカナダ情報について。モントリオール - 東京便を含めたカナダ発日本向けのフライト全便が6/24まで暫定停止時期を延長しているようです。更に、毎年夏には観光客向けに飛んでいたカルガリー - 東京便は今年は運行しないそうです。詳しくはエアカナダのサイトをご確認ください。


まだまだ終息が見えない状況ですが、ケベック州政府の発表の通り、今週が感染拡大のピークとして、今後は安定期に移っていってほしいと本当に思います・・。 







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