昨日の学校関連の再開の動きに続いて本日はビジネス関連の再開について、定例記者会見でケベック州政府首相のLegaultさんは計画を述べました。


それによりますと、来週5/4・月曜日より、一部ビジネスから営業再開となるそうです。営業再開可能となる業種・種類等は・・・:

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(定例記者会見で経済活動再開計画を説明するLegault州政府首相。CBCニュースサイトより。)

- ショッピングセンター内以外のお店(小売店)。外に向けて扉があるお店。要はショッピングセンターのような屋内にあるお店ではなく、きちんと外に出られる扉があるお店らしいです。
- 卸売業者
- 土木・建設関係のビジネス
- 製造業者


ただし、昨日と同様、モントリオール都市圏では営業再開を1週間遅らせて5/11・月からの営業再開となります。


もう少し詳しく書くと、

1. 小売業の場合5/4より再開(モントリオール都市圏は5/11より)。お店の中でも適切な距離を取るようにすることが前提。
2. 製造業の場合5/11より再開。最初は同時に労働できるのは50人未満からで他にもいろいろな制限あり。ただし制限は5/25以降撤廃され、完全な再開となる。完全再開となった場合、176,000人の職場復帰が見込まれている。
3. 土木・建設業の場合5/11より再開。約85,000人の職場復帰が見込まれている。


ただこの営業再開については、Legaultさんも記者会見で述べていましたが、あくまでも「テスト」的な要素が強い面があります。こういう風に徐々に営業再開、経済活動再開した場合に、感染が広がるかどうか、病院へ行く人が増えるのか、などなどを細かくチェックし、事態が悪化すれば勿論再度完全封鎖に戻るということも言明しております。


ただし、レストランはまだ再開不可みたいで、その他歯科や理髪店等も今回の営業再開の中には含まれていません。


また、経済活動及び一部学校再開への決断の決め手となったのが、ケベック州でのコロナ感染に見える「二面性」に着目してのこと。当ブログでも再三お伝えしている通り、ケベック州での感染者数・死亡者数の急増は長期介護施設をメインに発生しており、それ以外の地域での感染者数・死亡者数の推移は過去2週間、安定期に入っているそうなんです。なので、その長期介護施設を除いた形でのケベック州の現在の状況を鑑み(感染拡大がある程度抑えられており、コントロール可能な状態にある)、今回の計画を実行に移したんだそうです。

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(ケベック州政府が発表している死亡者数のグラフ。CBCニュースサイトより。)


少しずつ、試しながらの経済活動再開っていう感じですね。誰も経験したことのない事態ですので、どうしても手探り状態での活動再開になりますが、私は良いと思います。勿論、コロナウイルスの完全終息まで今の規制を続けるのがベストでしょうが(保健衛生の観点からみて)、州のすべてを預かる立場から、同じく命に直結する経済活動の再開も視野に入れておかないといけないことはとても理解できます。どちらか片方ではなく(それでよいのであれば、正直誰にでもできる仕事だと思います。)、うまい具合にこの二つをバランスを取りながらコントロールしていく・・・。


とても難しい状況・事態ですが、正直外出自粛も1か月を過ぎると中だるみもそうですが、不安感もどんどん大きくなってきて、ここらが限度っていうのも経済活動再開の理由の一つだと思います。いつまでも今の状態は続けられないですから、経済的にも精神的にも。


さて今後この経済活動再開がどのような影響をもたらすか、これはケベック州だけでなく、日本の政治家の皆さん、行政のトップの皆さんにとっても参考になるのではないでしょうかね。







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