ケベック州内で一番コロナウイルス感染が多いのはやはり大都市のモントリオール。そのモントリオールでも感染数最多はMontréal-Nord地区で4月末時点で感染者総数は1,153人。次にCôte-des-Neiges–Notre-Dame-de-Grâceで1,137人となっています。


モントリオールにお住いの方はご存じかもしれませんが、この2つの地区には沢山の人種の人たちが住んでいて、言葉は悪いですが、低所得者向け住宅も沢山あります。勿論全地域がそうと言うわけではありませんが、比較的多いです。

MAY012020 01
(Montréal-Nord地区内にあるコロナへの注意を促す看板。CBCニュースサイトより。)

で、人種や所得がもしかしたら感染に影響を与えているかもしれない、とケベック州の厚生大臣が言っていました。モントリオールの保健衛生局はこの点の関連性を調べていませんが、同じく大都市であるトロントではその関連性が調べられていて、多種多様な人種が住み、人口密度が高く、世帯収入が低い地域で感染率が高い、という結果が出ているんだそうです。


これにモントリオール大学で伝染病学部の教授も同意していて、過去のウイルス等の感染拡大時には、人種(特定の人種は出ていませんでしたが)、英語及びフランス語を話せない人たち、低所得者などが感染しやすいというデータがあるそうなんです。


ウイルス感染と人種との関連性は、医学でしか解明できないと思うので、本当かどうかは分かりませんが、言葉の問題はあり得ると思います。カナダの公用語(英語とフランス語)のうち、どちらも話せないとなると、結果自分たちだけのコミュニティーに閉じこもってしまいますよね。また、体調が悪くても外に助けを求めることができないので、結果コミュニティー内で感染が広がるっていうのは納得できる話だと思います。


同じように、所得の低い人たちは、どうしても衛生面にお金を回す余裕がないケースもあると思うんです。その影響で感染が広がってしまう・・・。


記事ではこの関連性を調べてほしい、という要望が複数のグループからきているという話でしたが、調べるよりもまずサポートが先では?感染者総数が多いということなので、例えば無料で手洗いキットを配布するとか、啓もう活動をするとか(既に確かCôte-des-Neiges–Notre-Dame-de-Grâce地区だったと思いますが、12言語で予防等をアナウンスする車を地区内で走らせていたと思います。)。


学問的・対処法的にデータを集めるのは必要と思いますが、その前に事実として感染者総数が大きい、過去の例に当てはめても感染拡大が起こりそうな地域であるというのであれば、まずはサポート行動の方が先決だと思います。


これ、日本でも当てはまると思うので、各自治体は社会的な弱者の人たちを救うサポートにも力を入れてほしいと思います。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)
スポンサードリンク