当ブログでもお伝えしている通り、カナダ全土におけるコロナウイルスの感染拡大ホットスポットは、人口の多いオンタリオ州とケベック州に集中しています。その中でもケベック州、もっと言えばモントリオールはいまだ感染拡大傾向に歯止めがかからない様子で、日々のカナダ全土の感染者数の60%以上がケベック州での感染と言うケースも珍しくありません。


ビジネスや学校再開等で浮かれた人たち、外出自粛2か月目を迎え疲れが出た人たち、そういう人たちが外出をして感染拡大になってしまったのかも。私個人としては学校はともかく、ビジネス再開は早めにやった方が良いと思いますが(ケベック州のモントリオール都市圏以外では順調に進められていますが)、1週間の先送りをLegault州政府首相が発表したように、ちょっとモントリオール都市圏はまだまだ目が離せない状況ですね・・。


さてそんな中、カナダ全土及びケベック州の4月の失業率が発表されました。


それによりますと、コロナ感染が広まった3月、カナダではおよそ100万人が職を失ったそうですが、翌月4月にはさらに増えて200万人が職を失ったそうです。合計300万人が4月末時点で失業、という結果になったそうです。


結果、4月のカナダ全土での失業率は13%と、史上2番目の高い数値に。しかも、コロナウイルス感染拡大が確認された3月の7.8%から2倍近くの数値に。

MAY092020 01
(予想されていましたが、やっぱり厳しい数値ですね・・。Global Newsサイトより。)

あるカナダの経済学者は、最終的には400万人以上が職を失い、失業率も18%に上る、とみているようです。確かにそれだけのことになりそう・・・。ただし、業種によってはコロナウイルスによるダメージを比較的小さく抑えることも可能なようで、例えば最近ビジネス再開の許可が下りた建設業などでは被害は最小限に抑えることができる見通し、と言われております。


一方一番被害を被るのが小売業でしょうね。特に対人販売形式のお店など。昨日のブログでもお伝えした通り、カナダでも大手のファッション業界の企業が倒産の危機に瀕していたりしますからね。。


そしてここケベック州。4月の失業率は17%と、カナダ全土よりもかなり高い数値に。前月の3月のケベック州の失業率も8%とこちらもカナダ全土よりも高かったですが、その差はわずか。でも4月は4%も高い結果に。ただでさえモントリオールなどの大都市はカナダの他の州の都市と比べて経済的に貧しいのに、こういう結果が出るとますます経済が委縮してしまいそう・・・。


この結果を予想していたので、Legault州政府首相は5月でのビジネス再開を何としてでも進めたかったんでしょうね。ただ、予想外に長期介護施設での感染拡大が止められない勢いになってしまい、且つモントリオールの感染拡大状況がうまくコントロールできていないのがネックとなり、計画を後退させることになりました。


再三ご紹介している通り、モントリオール全体でみると、他のカナダの都市と比べて経済的には苦しい街ですので、いつまでもビジネス閉鎖が続けられるわけではないと思います。感染者数・死亡者数が一定の偏りを見せ(70歳以上の年配の方)ているので、リスクは承知の上で多分5月下旬、6月上旬にはモントリオール都市圏でもビジネス再開に踏み切ると思います。


逆にそこで更に計画を後退させる事態になっていた場合、多分もうモントリオールでのコロナウイルス感染をコントロールするのは難しい状況、都市内パンデミックになり、モントリオールにつながる全ての橋やトンネルの封鎖にまで事態が進行する可能性もあると思います。


ちょっとモントリオールの現在の事態は私も予想していなかったのでちょっとびっくりしました。。。人々の認識が甘いのかな。。。







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