現在のコロナウイルス騒動で、その発端となった中国。その中国の、何と言うか、無責任且つ傍若無人な態度に反感・嫌悪を募らせる人々や国が増えているように思います。またどさくさにまぎれた盗人猛々しい行為、他国の領海への一方的な侵入や、香港への弾圧強化、外資企業の買収等々。。


世界的にこういう中国の行為に対して、とくにアメリカを筆頭に、反感が強まり、反中国ブロックとでもいうようなグループも作られつつある気がします。まあ、こういうことを平気で恥ずかしげもなく行うから、中国はいつまで経っても、たとえ経済的には大きな国になったとしても、誰からも・どこからも信用も信頼もされない国のままなんでしょうね。


さてそんな中国とここカナダの関係。2018年のファーウェイ事件を機に悪化しました。が、一方でトルドー首相はこのファーウェイ事件に関しては積極的に発信するわけでもなく、中国に忖度しているといわれる始末でした。


それがここにきてその姿勢を変えたように見える発言がちらほら出てきます。まずその問題のファーウェイ事件に関して。中国政府はいまだにこの件に関してカナダを攻め立てています。それに対してトルドー首相は最近、「中国はカナダの法制を理解していない」と非難。三権分立を尊重する民主主義を理解していない、独裁政権の中国、って暗に批判しているんですよね。

MAY272020 03
(中国に対して非難を始めたトルドー首相。その真意は?Global Newsサイトより。)

ついでにこのファーウェイ事件、つい最近、BC州の高裁で、Mengさんに対してカナダに留まるように判決を下しているんです。この裁判、焦点は「Mengさんが問われているアメリカの法律下で犯罪と言われるものが、果たしてカナダでも犯罪に当たるのか」というもの。つまり、Mengさん側からすれば、「アメリカでは犯罪かもしれないが、カナダの法律では犯罪に当たらないはず。犯罪でもないのに身柄を拘束するのは不当なので、即時釈放を。」というもの。


が、これに対して高裁はNOを突きつけ、「Mengさんの主張はカナダ国の、不正や犯罪に対する国際的な義務を妨げるものであり、認められない」とはねつけます。勿論すぐに中国政府や大使館は反発しますが、まあトルドー首相が言っていたように、三権分立で政治が介入できるものではないですからね・・。

MAY272020 02
(Mengさんはこの家から出られないことが決定。Global Newsサイトより。)

また、昨今再び注目を集めている香港問題に対してもトルドー首相は「中国政府は香港市民と建設的な対話を始めるべき」と、中国政府の対応を非難。


何と言うか、いわゆる西側諸国のリーダーの一人としての発言としては、評価できるというか納得できます。例えば、同様の発言をオーストラリアやイギリス、そしてアメリカのリーダーが行うと納得できる部分も強くありますし、日本の安倍首相が同様の発言をしても同様です。


が、トルドー首相がこういう発言をすると、うれしいというか評価できる反面、「本当にそう思っているのか、本心から中国と対立する道に入るのか」って疑ってしまうんです。。こういう点では、前にもお話しましたが、口から出まかせばかり、言うだけ言って何の責任も取らなかった、害でしかなかった史上最悪の鳩山政権を思い出させるんですよね・・・。


トルドー政権が本心から、中国とは価値観を共有できない、という認識の元、したたかな中国政策に入るのであれば応援したいですが、そもそもリベラル政権ですからね、今一時的に口では批判しているけど、結果中国にひっくり返される(中国にからめとられる)可能性もあると思います。他の西側諸国のリーダーのように、「自国がまず何よりも大事」と言うのをしっかり表現しない、できない政権ですから、こういう発言をしてもどうしても心から信じることができないんですよね・・・。


本当、これが本心であり、且つ今後の中国政策の基本となるように祈りますが、まだまだ実際に何かしらのアクションをこのトルドー政権が中国に対して起こさない限り、信じられない。それは日本も同じですけどね。安倍首相も中国を非難していますが、そこからどう行動にもっていくか、が大事なのでは。日本もカナダも親中国の利権集団や政治家等が暗躍していると思いますが、ここでしっかりと行動に移さないと、日本もカナダも、国民はしっかり見ていると思いますよ。


今後歴史の教科書に、2020年は「中国の終わりの始まり」と書かれるか、「中国の世界支配の始まり」と書かれるかは、今この時の西側諸国のリーダーたちの行動如何にかかっていると思います。







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