アメリカはミネアポリスで警察官から暴行に等しい扱いを受けて死亡したGeorge Floydさん。彼の死後、抗議活動がアメリカは元より世界中に広まっていますが、その内容が、私はちょっと理解できないところがあります。以前、トルドー首相もオタワで抗議活動に参加した、というブログを掲載しましたが、ここモントリオールでも抗議活動が行われていましたし、デモも行われていました。大部分はプラカードを持って行進するという、とても平和的な行動ですが、中には公共物を破壊したりという行動もあったみたいです、モントリオールでも。

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(モントリオールでのデモの様子。Global Newsサイトより。)

アメリカではもっと過激で暴動となっているようですが、George Floydさんの死がなぜ暴動、つまり器物破壊や強盗に結びつくのか全く理解できません。そういう行動こそGeorge Floydさんの死を一番冒とくしていると思いますから、この暴動は全くGeorge Floydさんの死と関係ないと思いますし、関係性を述べるべきではないと思います。


さてそんな抗議活動の中、モントリオールでも「警察官にボディカメラをつけるべき」と言う意見が日増しに大きくなってきているようです。要は、「警察官の行動を監視すべき」というものでしょう。公権力を持ち、ケースによっては物理的な圧力を加えることも許される存在ですので、George Floydさんのようなケースが発生すると、人々は不安になりそういうことを主張しだすのも理解できます。


が、警察官にボディカメラ搭載は私は違うというか、論点がずれていると思います。まずは警察官など特殊な権力や権利を有する公務員採用には、もっともっと厳しいチェックを採用時に入れる、特に思想面でのチェックを入れるのが大事だと思います。そういう点で言えば、ケベック州政府が導入した「公共職での宗教的着衣の禁止」は、私は良いことだと思います。


公権力を用いることができる立場の人たちは、少なくとも「中立」な立場にいるべきであり、少しでも何かしらの偏りが受け手側に感じられるようなことはできるだけ避けるべきだと思います。これは今回のGeorge Floydさんのケースと直接関係するところではないですが、そういう小さな面からの変化も必要だと思うんです、即効性のある対策としては。


そして長期面からのプランで言えば、やはり教育でしょう。少なくとも日本の「道徳」のような教育を取り入れ、しっかりと授業時間を確保する。しかもそれは小学校など低学年時からしっかり教育する。これって大事だと思いますよ。


警察官にボディカメラを搭載すると、多分警察官の方が何かしらの忖度をしてしまうのではないでしょうか?逆に、相手側がその点を利用して声を大にして警察を批判することも出てくると思います。警察の行き過ぎた行為を取り締まる意図が、結果として警察の行動を委縮させて治安が悪くなる可能性もあると思いますよ。


それよりは、警察の行き過ぎた行為から自分を守りたいのであれば、自身がボディカメラを搭載しては?個人個人がそうすれば、このコロナ騒動で落ち込んだ経済を活性化させることにもなるでしょうし(警察官の人数より圧倒的に市民の数が多いですから)、警察官だけでなく、色々なトラブルにあった場合の証拠になりますからね。車載カメラと一緒です。


George Floydさんのケースは絶対に許されるものではなく、また同じことを繰り返しているアメリカと言う国自身が真摯に考えるべき問題だと思います。が、このGeorge Floydさんの死を利用して暴動を起こしたり、警察の行動に制限をかける可能性のある行動はやっぱり私は「???」と感じざるを得ません。一部の適性のなかった警察官のせいで、大多数の、本当に市民の命・生活を守っている警察官が避難されたりするのは、やはりどうかと思います。


とても繊細で難しい問題ですが、きちんと問題点・論点をしっかり見つめて行動すべきだと思います。







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