これ、日本でもニュースになっていました。カナダの首都・オワタで現地時間6/5に行われた、George Floydさんの死に端を発した差別に対する抗議活動。これにトルドー首相も参加し、片膝をついて抗議したというもの。


一国の首相として、差別問題に対して何らかのアクションを起こしたのは確かに素晴らしいですし、こういった行動を良い教訓としてマネする人たちも出てくるという点では、やってよかったと思います。

JUN062020 02
(私にはやっぱりパフォーマンスの一環としか見れません。。Politicoサイトより。)

が一方で、下のYahoo!の記事であるように、この行動に対して(現地時間6/6の朝10時時点)、52%と半数以上の人が評価していますが、43%の人が「ただのスタンドプレー」として評価していません。まさしく、去年のカナダの総選挙の結果がそのまま出ている感じ。トルドー首相を支持する人たち、いわゆるリベラル層の人たちって半数を超えるくらいはいるんですが、圧倒的ではなく、逆に同じくらい嫌いな勢力もいるっていう図式。

JUN062020 01
(この結果が今のカナダの分断を表していると思います。Yahoo!サイトより。)

正直、彼が首相になった2015年以来、こういう「スタンドプレー」を数多くカナダ国民は見せつけられていますし、いつも「カナダ人のことは二の次で、それよりももっと大事」な人権問題なんかに嬉々として参加しますからね・・。首相であれば、こういう抗議活動に参加するのではなく、もっと具体的な行動を政府として起こす、起こそうとするのが「筋」だと思うんですが・・・。


アメリカのリベラル層なんかはこのトルドー首相の行動とトランプ大統領を比較して、トランプ大統領を卑下していますが、それは違うでしょうって感じです。もともとこのGeorge Floydさんの問題はトランプ政権が原因でのものではなく、アメリカがずっと抱えている問題。であれば、アメリカ国民一人一人がちゃんと考える性質のもので、トランプ大統領を攻撃するものではありません。また、彼の軍隊投入発言も、私は「暴動を起こす人たち」に対して向けられたものでは?と思いますが、メディアはそこはあまり注目せず、「抗議活動鎮圧のために軍隊投入」部分だけをクローズアップしているような・・。


この件を通して、アメリカでは「トランプ大統領の再選を防ぐ」ことに利用し、カナダでは「トルドー首相の支持率アップ」に利用しようとするメディアの意図が見える気がします・・・。でも本当、現代はそんなに簡単にメディアの思惑通りに人々は「洗脳」されないと思うんですけどね・・。


話はそれましたが、トルドー首相の行動は「しないよりまし」だと思いますが、やはり私は彼は「政治家」ではなく、ただの人権問題大好きな「活動家」でしかないな、と改めて感じました。そもそも「差別禁止」を訴えるのなら、カナダ国内にも沢山の差別が存在しますしね、アメリカと同様、先住民に対する差別や、移民に対する差別など。


こういうパフォーマンスを、機敏にトレンドを感知して利用するやり方はまさしく「活動家」って思うんですよね。でも「政治家」なら、現在カナダに存在している各種の差別に対する「実行力」を示してほしい。一般人と同じく、「差別を憎む、非難する」っていう言葉だけなら、誰でもできるし、それ以上のことができるのが首相。勿論責任を一身に背負わないといけないですが、そこまでしてやるべきこと、首相としてやらなくてはいけないことなのでは?


その部分が一切見えないから、「パフォーマンス」だと思われているんだと思いますし、私はパフォーマンスだと思っています。







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