昨日に引き続き、人種差別の問題について。

本当の意味での「人種差別」撤廃を願った運動というより、「自分たちの意にちょっとでもそぐわないものでは徹底的に排除・消去しよう」とし、それを「全体の流れにしよう」とする動きが顕著になっていると思います。そしてそれを批判することすら許さないという、「全体主義」へという悪い流れの気がします。


例えば、PepsiCoは、130年間パンケーキやシロップなどの商品のブランドとして使用してきた「Aunt Jemima」というブランドを廃止すると発表しました。これは、このブランドが「ステレオタイプ」な黒人差別だからだそう。確かに、典型的な「アメリカの白人社会に仕える黒人の召使い」という印象を持ちますし、実際そういう歴史があった上でのブランド利用でしょうから。

JUN242020 04
(歴史的背景からのブランド削除は理解できますが・・・。Global Newsサイトより。)

その点では確かにこれはブランド使用から外されるのは理解できる面もあります。でもこれが度を過ぎると、ちょっとでも「黒人差別のにおい」をさせたものは永久に抹殺しようという動きになりそうで、ちょっと怖いです。確かに現代社会では人種差別は許されることではありませんが、その運動自体が方向性を失っている、危ない方向に向かっている気がします。


1年くらい前かな、確かヨーロッパのブランドのCMで、アジア系の女性が箸でスパゲティか何かを食べるというものがあり、それが「アジア人への差別だ」として結局CMがなくなったケースもありました。


何というか、本当「心が狭い」世の中になってきていますよね、当ブログでもお伝えしていますが。私は箸でスパゲティを食べるアジア人女性を見ても、まったく「アジア人差別」だと思いません。じゃあ逆に、「焼きそばをフォークで食べる白人女性」も「白人差別」になるってことですよね??


正直、今はどんなところから、どんな側面から「差別だ!」という声が上がるか全く予想できない世の中。こんな状況では「創造性のある」仕事はほとんどできないと思います。だって深読みに深読みを重ねて、「無難な」内容にしないと、いつクレームが来るかわかりませんから。


また、「被害者ビジネス」でクレームをつけられる可能性もあるし、こういうビジネスが更に「極論的」な「排他主義」を進めていく気がするんです。「自分たちが認めたもの以外は許さない」という行動をとり、認めさせるために金銭を要求したりと、本来の趣旨からどんどん遠ざかる・・・。


結局、こういう差別問題が繰り返し起こるのは、教育の問題もそうですが、問題が起こるたびに「排他主義」が進んだり、「ビジネス」の動きが出たりして、本来の趣旨から道を外してしまうので問題が「完結」しないからだと思います。


でも多分、今後もこういうサイクルが続くような気がします・・・。







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