これも昨日に引き続き、中国に関するニュース。


これは当ブログでも何度もお伝えしていますが、昨今の中国の国際社会における、自分勝手で傍若無人なふるまいに対して、世界からは厳しい目が向けられています。特に今月中旬のインドとの領土問題に関して、インドでは大規模な反中国キャンペーンが起こっているようですね。


中国という国は基本的に国際社会で主導的活動をしたことがなく、また「昔は大国だった」という歪んだプライドがあるので、他の国の視線を無視して自分たちのやりたいように勝手に振る舞う、という行動をしているんでしょうね。さらにここ10数年は、民主主義国が中国を経済的に支えていたのも、彼らの「歪んだプライド」を増長させることになってしまったんでしょう。

JUN242020 03
(インドでの反中キャンペーン。Global Newsサイトより。)

本格的な「戦争」というのは、正直どの国も「起こせない」と思います。たとえそれが中国やロシアなどの「勝手なふるまいばかりする」国々にあっても。それは「コストパフォーマンス」の問題でもありますが、「やったら確実にやり返される」というシステムが国際社会で構築されているから、どうしてもできないと思います。


また、「国際社会・国際世論に訴える」という方法も、一部ではまだ有効だと思いますが、もう世界的に「国際機関・国際社会の評価」に対して疑問の目を向けていますよね。機能不全の国連やWTOにWHO。さらに、こういう機能不全・意味のないものを見限って、脱退する国もあり、結果「国際的な舞台」が必要なくなっています。これは中国の進出とも無ではないと思います。中国が国際機関を自分たちに有利なように取り扱い、政治的な中立性が保たれなくなった・・。これが「国際機関の軽視」を後押しした気がします。


結果、世界で取れる「紛争解決」の方法は、「経済戦争を行い相手を屈服させる」ことだと思います。それが米中の貿易戦争であったり、今後もいろいろな形で対中国向けの経済的な争いが、世界各国で起こされると思います。


果たしてそれに中国が耐えられるか・・・。もっと言えば、現時点でどれだけの国が「それでも中国についていく」と考えているか、が問題だと思います。私は個人的には、中国と争そっているオーストラリア・ベトナム・インドそして日本などは、中国とは距離を取っていく、経済的な関係性を薄めていくと思います。ただし、日本の場合は親中の団体や国会議員が沢山いますので、そこがどのように口を出していくか、これはみんなでチェックしていくべきだと思います。


ヨーロッパも同じような動きになりそうですが、ただドイツは多分このまま親中で行くような気がします、メルケルさんが首相である限り。同じ「共産思想」ですからね。


とにかく、今後は「親中」と「反中」のブロックが出てくると思います。その中で日本、そしてカナダが「間違いのない選択」をしてくれるのを望みます・・・。







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