トロントのテレコム企業に勤めていたTony Monizeさん、54歳。彼も不運にも、今回のコロナウイルス感染拡大の影響を受けて、会社側からLayoffを言い渡されます。3月、4月の2か月間だけで約300万人ものカナダ人が職を失う(解雇、Layoff)事態になっていましたので、Tonyさんのケースも珍しいとは言えないと思います。

JUN292020 04
(大変な目にあったTony Monizeさん。Yahoo!サイトより。)

ただTonyさんは、会社からのLayoff解除を待つよりも、新しい仕事を探すことにして、就職活動をしていました。その時にLinkedinにてある会社の求人へ応募。すると、その会社の人事担当と名乗る人から電話があり、簡単な電話面接を2会ほど受けた後、採用が決定したんだそうです。


その会社はSobeys。スーパーの大手企業でケベック州では見かけませんが、系列店舗のIGAはよく見かけます。カナダ国内屈指の大企業です。そこに就職が決まるとなれば、Tonyさんのみならず、みなうれしがると思います。


そうしてTonyさん、まずは現在の会社に退職届を出し、正式に退社後にSobeysの人事担当の方と改めてお話してみると・・・。なんとこの人事担当者、Tonyさん宛てに会社の小切手を送ったので、そのうち$4,000ドル(約80万円)を会社宛てに振り込んで欲しいと依頼します。

JUN292020 03
(実際にTonyさんに送られた小切手。これも勿論偽造。Yahoo!サイトより。)

もうこの時点で怪しいと思います・・・。でもTonyさん、言われたとおりにこの小切手をいったん自身の口座に入れて、そこから会社宛てに送金しようとしますが、銀行側から連絡があり、この小切手に使われているメールアドレス等が詐欺で使用されていて、銀行のブラックリストに載っていることが発覚。


つまり、これ、就職詐欺&マネーロンダリングだったようなんです。


カナダの反詐欺行為グループの調べによると、2020年現在において既に2,000件近いこういった詐欺事件が報告されていて、2019年1年間の報告された詐欺事件1,757件を既に超えているそう。


人々が苦しいとき・困っているときにこそこういう詐欺が起こるもの。本当、非人道的ですし、かなり重い罰を与えるべきだと思います。


勿論、Tonyさんにも脇が甘かった点があるのは否めませんが、でも無職になってしまったのは本当にひどいと思います。


私自身も、そして皆様も、コロナ騒動を利用した詐欺事件には十分に注意しましょう!








(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)
スポンサードリンク