2021年も始まり、英語で言う「New Year's Resolution」、つまり「新年の誓い・目標」を立てた方も多いと思います。そしてよくある目標として「禁煙」があげられると思いますが、それについて個人的な意見を・・。

私も5年前までは喫煙者で、毎日10-15本ほどたばこを吸っていました。それまで2度、禁煙に挑戦したこともありました、禁煙パッチとかガムとかで。でも大体1か月が限度で、お酒の席や何かの拍子にたばこを吸ってしまい、簡単に禁煙失敗・・。それからは禁煙とか考えなかったんです。

AUG312020 01
(禁煙、大変な努力を必要とすることもあります・・。Amazon.co.jpサイトより。)

禁煙した5年前もそう。特に「禁煙したい」と言う気持ち、気負った決意は一切なく、ただ普通のたばこから「電子タバコ(Vaper)」に変えたんです。これも特に大きな理由はなかったんですが、なんとなーく、電子タバコを試してみよう、っていう軽い気持ちで。確かにたばこ代の大きさも理由の一つだったかもしれません。日本でもたばこ代の値上げ等のお話があると思いますが、こちらはもっと高いですからね。日本でのたばこ代、今いくらか知りませんが、こちらでは安いものでも1箱=25本入りで、日本円で1,000円位します。やっぱりこれはかなり大きな出費ですよねー。なので、モントリオールって普通に「たばこ頂戴」って、たばこを臆面もなく恵んでもらおうとする人たちが沢山います。若者から年配の方まで。


さて話を戻しますが、禁煙のきっかけとなったのは電子タバコ。これ、加熱式で、中に液体を入れて、それを加熱して味わいを楽しむ仕組み。その液体、ニコチンの含有量も調整できるんです。はじめは3mgぐらいで挑戦し、その後1mgと減らし、最終的にはニコチン0mgに。結果、別に禁断症状が現れるでもなく、少しずつ電子タバコ自体使うことがなくなり、結果現在に至っています。つまり、私にとってたばこって、「ニコチンが欲しい!ニコチン依存症」って感じではなく、ただただ「プカーって、煙を吐き出したい」ってことが分かったんです。ニコチン0mgでも、煙をくゆらせることが出来たら満足している自分に気づいたから。


また、「決意」をもってたばこをやめたのではなく、自然とたばこと縁がなくなっていったのも、その後反動がない理由だと思います。私の友人は意思の力で禁煙してもう20年以上経ちますが、未だにたばこを吸う夢を見る、たばこを吸いたいという気持ちが出てくる、そうなんです。意志の力で抑え込むことは、本当に強い意志力が必要で、尊敬する部分でもありますが、無理やり力で抑えつけた欲求はやはり永遠に体のどこか・心のどこかにストレスとして残って、いつか意志の力と言う「檻」を破って出てきそう・・・。でもそこの部分ですら、意思の力で抑え込めるのもこの手の人たちかも・・。


私自身は、本当にこの5年間、たばこを吸いたいという欲求は一切ありませんでしたし、今でもたばこを吸いたいという気持ちは一切ありません。うまくたばことの縁をフェードアウトできたんだなーって思います。


まあ、たばこをやめたことで、皆さんよく言いますが、ご飯がおいしくなって太ったのも事実。たばこをやめてから10kgは太りましたからね・・・。でもこちらでは基本的にすべての屋内で喫煙禁止、屋外でも、建物から9mは離れないといけないなどのルールがあり、喫煙者には厳しい環境になっています。また、特に冬場なんて、極寒の中、たばこのために屋外に出る・・・。これもきつい点の一つでしょうね。


こちらではたばこを吸っていることで何か不利になるようなことはありませんが、日本よりも喫煙者にとっての環境は厳しいと思います、たばこ自体の値段、喫煙環境など。マンションやアパートでは室内禁煙とかふつうにありますからね。


これから海外に出られる(コロナ禍で難しいとは思いますが)方、そして喫煙されているから、この機会に来年の目標?としてぜひ電子タバコによる禁煙、試してみてください!多分、喫煙って「惰性」になっていると思うんです、私の経験上。その惰性になっている部分で、「喫煙に求めている本当のもの」を探して見つければ、禁煙はストレスなく可能だと思います!


ぜひぜひお試しください!







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