日本でまた大麻使用により、有名人が逮捕されたことに端を発して、「大麻解禁」を唱える人たちが出ていますよね。で、そういう人たちの決まり文句が、

- 誰に迷惑をかけているわけでもない、一人だけの行為
- 海外では大麻解禁されているところがある
- ブラックマーケットの売り上げをビジネス上正規の売り上げとして計上できるので、経済効果アップ

SEP132020 05
(大麻は依存性がないというのがウソと言うのがよくわかると思います。Yahoo!ニュースより。)

と言うのがありますよね。ただし、例えば高樹沙耶さんのように、大麻を使用して逮捕された人がいくらこういうことを言っても、「自分がまた吸いたいからでしょ?」っていう考えしか思い浮かびません。自分が悪いことをして、その悪いことを合法化しようとしても、誰も耳を貸さないでしょう。説得力がなさすぎるんです。逆に、「身勝手な人」っていうイメージしかない。


さて上記決まり文句。一つ一つ反論したいと思います。


まず、「誰に迷惑をかけているわけでもない、一人だけの行為」。これ、理由にも何にもなっていませんよね。「他人に迷惑をかけないなら、法律を破ってもよい」と言う考えなんでしょうかね。では、「他人に迷惑をかけないから、銃の所持を認めてほしい」っていう運動があれば、この人たちは勿論賛成するんでしょうね。同じ論理で、「他人に迷惑をかけない、個人使用だから、覚せい剤や麻薬を認めてほしい」と言うのと同じでしょう。


大麻にしても、人によっては意識もうろうとしたり、正常な思考ができない状態になります。それは覚せい剤や麻薬と同じ。大麻は依存性がないから、中毒性はないからと言っていますが、じゃあ同じ人が何度も大麻で逮捕されているのでしょうか?依存性・中毒性がないなら止められるはずでしょう?それができないのは、「数字的・科学的」に依存性がないといわれても、「心理的」に依存しているからでしょうね。なので、依存性がないというのは人それぞれで、一概に言えるものではないと思います。


次に「海外では大麻解禁されているところがある」とありますが、私が知っているだけで、国として大麻解禁しているのは、ここカナダとウルグアイの二カ国だけ。その他はほとんど大麻は非合法なんです。オランダとかアメリカの一部の州とか、部分的に合法化しているところはあります。が、これは当ブログでも書きましたが、苦肉の策として、グレーゾーンを多く作っただけで、国として合法化はしていません。実際、つい最近もカナダからアメリカへの入国で大麻が発見され、このカナダ人達は全員アメリカで逮捕・投獄されています。


この論理で言えば、「世界の圧倒的大多数の国は大麻を非合法化しているので、日本もそうするべき」と言うロジックも成り立ちますし、こっちの方が説得力がありますよね。


そして最後に「ブラックマーケットの売り上げをビジネス上正規の売り上げとして計上できるので、経済効果アップ」。これは全く逆の結果がカナダで出ています。大麻合法化により、大麻に触れる機会が圧倒的に増えたカナダ国民。はじめはカナダ政府の大麻販売所で買っていましたが、その値段と比べ、ブラックマーケットの値段の方がはるかに安い。結果、ブラックマーケットの経済規模がどんどん大きくなっていっているんです。


カナダ政府直々に大麻消費の窓口を国民に向けて大きく開けて、その顧客を吸収したのはブラックマーケット。これは大麻合法化の時にトルドー首相が言った、ブラックマーケット根絶のためという目的とはっきり異なっています。


いくら日本で大麻合法化を叫んでも、それはほんの一部の人たちの利になるだけで、圧倒的大多数の人には害にしかならないと思います。大麻から他の薬物に進むケースもあるでしょうし、大麻により正常な判断が出来ずに交通事故等も増えてくるでしょう。実際、カナダでは大麻がらみの交通事故が増えているという調査結果もあります。


大麻解禁でできるようになることではなく、「解禁後、どのような世の中になるか」を考えて行動すべきでしょう。


もうちょっと意味のある議論をしてほしいですし、同じような説得力のないことを言われても、大麻を吸いたい人以上に賛同は得られないと思います。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)
スポンサードリンク