モントリオールを本拠地に持つカナダの航空会社・Air Transat。現ケベック州政府首相のLegaultさんはこの会社の創設者の一人です。
このAir Transat社、世界各地の他の航空会社と同様、コロナ禍により営業成績に大打撃を受けており、今年第三四半期の営業成績は去年同時期と比べて99%の減少。これは、飛行機を飛ばすことができないくらい乗客数が少なかったからだと思われます。その証拠に、今年4/1から7/22までの約4か月弱の間で、飛行機を飛ばせたのはたったの9日間と言う点からも明らかに。
Air Transat社ではこの危機に対して既に5,100名のカナダ人スタッフを一時解雇しておりますが、今回のこの発表により、新たに2,000人程の解雇(一時解雇ではなく、復社の機会のない本格的な解雇)を予定しているそうです。
現在はカナダ連邦政府の支援策により何とかまだ命脈は保っているようですが、その支援も今年12/19をめどに打ち切られる予定ですので、今回の新な2,000人の解雇で何とか乗り越えようという思惑なんでしょう。
ただこの件で、それまで進めらていた、カナダのナショナルフラッグ・エア・カナダへの事業売却も不透明に。これは痛いですね・・。さらにAir Transat社だけではありませんが、コロナ禍によるフライトキャンセルに対する返金を行わないことに関しても、現在集団訴訟を起こされており、ますます財政的に窮地に陥る可能性もあります。
多分こういう状況はAir Transat社だけではなく、世界中の航空会社に当てはまると思います・・・・。
一刻も早くコロナに対する特効薬及びワクチンの開発が切に願われますね・・・。
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