2015年、モントリオールで逮捕されたCarlos Larmond、現在29歳。彼の罪状は、ISISに加入しようとしたことでした。その他、脅迫罪などの罪も見つかり、計7年間の実刑判決を受けます。

NOV142020 10
(社会に被害を及ぼす可能性がまだ消えていないのでは・・。Global Newsサイトより。)

カナダでも日本と同様、仮釈放制度があり、カナダの場合は刑期の2/3が経過した時点で、独立した委員会である「仮釈放委員会」が仮釈放をさせるかどうかを判断するんです。


で、Carlosは様々な条件を付けられて仮釈放されました。ただし、まだ完全にイスラム過激派思想が解けているとは思われなかったんでしょうし、市民側としては当然と言う気持ちもありますが、彼は社会更生施設での生活を義務付けられ、またSNSの禁止、外泊の禁止など様々な制約がつけられました。


そんな中、なんと1日だけですが、彼の外泊許可が下りたんです。婚約者とスキーリゾート地で一泊したい、と言う希望の下。


私はそれ自体は何の問題もないと思います。が一方で、「外泊禁止」を条件に付け、またまだ完全に過激派思想が解けていない人物を、どのような判断で外泊許可を出したのか、その部分は不透明なままなんです。ここを明らかにしないと、結局市民は不安しか感じないと思います。


今月にオーストリアのウィーンで起きた椅子たむ過激派によるテロ事件。この事件では4名がなくなり、20名以上が重軽傷を負いました。この犯人も、ISISに加入しようとして逮捕され、その後仮出所されている人物なんです。つまり、きちんと過激派思想が解けているかを確認されずに仮釈放されて、結果テロ・殺人事件を起こしているんです。


こういうケースが近年増えているので、カナダでも仮出所後に厳しい条件を付けているはずなのに、はっきりとして根拠を示さずにその条件を一時的にではありますが、緩めたのはちょっと怖い気がします。もし何かあっても、多分誰も、この外泊許可をした人物でさえ、責任は取らないでしょうから。


人権と組み合わせてこういう問題を「人権侵害だ」と言う人・グループもいますが、社会に危険を及ぼす団体に加入しようとした人物を、きちんと精査・確認せずにまた社会に自由に出入りできるようにさせるのは、人権よりも大切なことでは?思想のために殺されても、人権の方がもっと大事だという人がいれば、まずはそういう集団、ISISなど過激な人がいるところに行って、そこで人権を問えばよいと思います。


一方的に「(社会に)受け入れられる側の人権」だけを声高に主張し、そのために「受け入れる側」が一方的な譲歩をしなくてはいけない、これって本当に必要なことでしょうかね?犯罪被害者の人権が軽んじられ、加害者の人権だけが取り上げられる状況と似ている気がします。


話は逸れましたが、まずはしっかりと社会に害のない人だと認められるまで、そして認めた団体・委員会などが何かあった場合は責任が取れる制度を作るのが大切なのではないでしょうかね・・。


ちょっとぞっとするニュースでした・・。







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