ケベック州では2月下旬より、一般向けにコロナワクチン接種が開始されています。今のところ、優先的に85歳以上の方へのワクチン接種が行われていて、登録はオンラインで受付しているそうです。


そんな中、前モントリオール市長のツイッターが物議を醸していて、ひいてはケベック州政府保健相にまでそれが飛び火する騒ぎに。


きっかけは前モントリオール市長のDenis Coderreさんが、自身の両親のためにコロナワクチン接種の登録をオンラインから行った際、不具合・トラブルがあり登録できなかったようで、「友人」であるケベック州政府保健相Christian Dubéさんに電話したところ、2分で不具合が解消された、と。

FEB262021 02
(ケベック州政府保健相Christian Dubéさん。Global Newsサイトより。)

これに対して世間は、「前市長と言う特権を使用した行為」「保健相は不公平。自分の友人を優先した。」「他の人はちゃんと列に並んでいるのに横入りがひどい」などなど。


まあこれは確かにそう思われても仕方ない行為だったと思います・・。少なくとも、何かしらの利害関係を想像しうる関係性の両者の間での行動をSNS上で報告しなくてもよかったのではッて思います。Denis Coderreさんにしたら、ただ感謝の念を伝えたかったのかもしれませんが・・・。


日本でも「上級国民」と言う言葉が出ていますが、「特権階級」と言うのは、世界中に確かに存在するんですよね、ただあまり世間の目にさらされないだけで。Denis Coderreさんがそうかどうかは分かりませんが、少なくともこの記事からはそういう匂いを強烈に漂わせていると思います。







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