カナダ公共放送のCBCのスクープニュース。元カナダ連邦政府首相であるJean Chrétienさんがかかわるこの構想。その他にも元アメリカ連邦政府の各専門家であるTim Frazierさん、モントリオールのビジネスマンAlbert Barbusciさんなどなど、様々な人が絡んでいるプロジェクト。

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(CBCのインタビューを受けるJean Chrétienさん。CBCニュースサイトより。)

また、Jean Chrétienさんは今のカナダ連邦政府を引きているLiberal党所属でしたので、このプロジェクトには現カナダ連邦政府のトルドー政権も絡んでいる可能性も。


元々の計画では去年4月、日本の原発関係者を招いて、カナダで核廃棄物受け入れについての話し合いをする予定だったそうですが、コロナ禍により断念。ただ、元々カナダではオンタリオ州の原発など、その原発での廃棄物をどう処理するかの問題があり、その延長で「海外からの核廃棄物も受け入れる」と言うプロジェクトが進められたそうなんです。


プロジェクトでは、炭鉱のように地下数百メートルに核廃棄物を埋めるという案が進められ、その候補地としてカナダ北東、ケベック州の隣のニューファンドランド及びラブラドール州が見込まれていたそうです。ただ、現ニューファンドランド及びラブラドール州首相のAndrew Fureyさんは、去年の州議会選挙に出馬していた時に聞かされたそうで、その際このプロジェクトに「NO」と言っていたそうです。

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(自然豊かなニューファンドランド及びラブラドール州が候補地に。CBCニュースサイトより。)


でもプロジェクトは進められ・・・。Jean Chrétienさん曰く、カナダは原発の原料となるウランを世界各国に輸出しているので、責任をもってその回収も行うべき、と。そのためのプロジェクトだと。確かに理解できますし、立派な考えだと思いますが、処理場建設予定地、及びカナダ国民の理解を得るのはちょっと難しいでしょうね。


また、日本のように自然災害が多い地域に核廃棄物を保管する危険性からも、代替地提案をしてきたんだと思います。すべては良かれと思って、何でしょうし、勿論ビジネス面での理由もあるでしょう。


ただ、これ、あくまでもカナダ側が計画して日本に声掛けしているだけなんですが、なんか変に解釈されて日本が非難されるようなことないようにしてほしいですね・・。昨今のアジア蔑視に油を注ぐ結果になるかもしれませんし・・。


ちょっと悪いタイミングで明らかになりましたね。。







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