HuaweiのCFO、Meng WanzhouさんがBC州で拘束され、その報復として中国が拘束していたカナダ人2名、Michael SpavorさんとMichael Kovrigさんが解放され、先週末、約3年振りにカナダに帰ってきました。
このカナダ人拘束、中国政府はHuawei事件とは無関係でスパイ容疑によるもの、と一貫して言っていましたが、BC州の裁判所がMeng Wanzhouさんのアメリカ送還を拒否したことで二人が返ってきた点を考えると、完全に「人質外交」だったと言えると思います。
この二人のカナダ帰国は大変うれしいニュースですが、一方で中国に「人質外交は(カナダに対して)使える」と思わせたのではないでしょうか?今後、色々な場面で世界的に中国は各国とやりあう形になるでしょうが、その度に人質外交を仕掛けてくると思います。
リベラル党は中国に接近したいという思惑がありそうなので、今後のカナダの外交が若干不安ですね・・。
また、まだ中国には少なくとも4名のカナダ人が拘束されていますので、一般市民の中国への印象改善には程遠いし、依然として対中感情は悪いと思います。
今後、カナダが中国に対してどのような動きに出るのか、これは注意してみる必要があるかも?!
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