前回のSAQのストライキに加えて今回はラバル市の公共交通機関・The Société de transport de Laval (STL)のストライキの問題を。

こちら、労働組合側がストライキを行いました。しかしそのやり口が汚いというか、SAQの場合と同様、「顧客を人質に取る」やり方。なんと、バス運転手がバスを定時運行せずにノロノロ運転等をして結果少なくとも250以上の路線で遅延が発生したんです。

NOV232021 05
(このやり方はちょっと酷い・・。CTVニュースサイトより。)

これに対して会社側は裁判所にこの件を訴え、取り急ぎ裁判所からこの手の圧力行為を止めるように指示を出してもらうように要請しています。これは会社側が正しいと思います。

労働組合側は11/26,27の2日間、また同じような圧力行為を行う予定だ、と・・。


SAQにしてもSTLにしても、問題なのはその市場を「独占」している企業がやっていること。つまり、「私達しかサービスを提供する会社はいないんだから、私たちの言うとおり、要求をのみなさい」と言う、足元を見るやり方・・。まあこれは労働者側だけでなく、会社側も同じ理由で高圧的な態度を取ることもありますが。


やっぱりこういう事を避けるためにも、少なくともSAQに関しては酒類販売の民営化・新規事業参入を進めるべきだし、公共交通機関はちょっと民営化・新規事業参入は難しい、且つ人々の生活に直結するものなので、「顧客に迷惑をかける・顧客を人質にする」ようなストライキ方法は禁止すべきだと思います。

いつも泣かされるのは利用者ですね・・。







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