ケベック州政府は来年2022年の秋から、ケベック州内で慢性的な人員不足状態の業界、例えば医療関係、エンジニア関係そしてIT関係の学生さんに対して、奨励金を付与することを発表しました。
これは勿論、各学期きちんと授業を受け、立派な成績を収めることが条件ですが、例えばCEGEPの場合、各学期(1年=2学期)で$1,500(約135,000円)、3年間合計で$9,000(約81万円)が付与されます。
同じく大学の場合は同じく各学期で$2,500(約225,000円)、3年間合計で$15,000(約135万円)、4年合計では$20,000(約180万円)となります。
このための予算は2026年までで約$17億(約1,530億円)にのぼります。確かに大きな予算となりますが、でもこれは本当に州にとって必要な政策なので、私は良い案だと思います。
ただ問題は、この奨励金は果たして留学生にも適用されるのかな?って点。多分されないような気が・・。と言うのは、あくまでもこの政策は州内の特定業界の人手不足解消を目的にしています。でも留学生は卒業後に州内にとどまるかどうかは不明。勿論それで言えばカナダ国籍者もそうですが、多分学校成績以外にも何かしらの条件が付いてそうに思うんです。
でもこの政策自体は素晴らしいと思います!
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コメント
コメント一覧 (2)
確かに将来的なことを考えると留学生の永住は重要な炉事だと思います。が、現実にはケベック州で永住権取得後5年後に現地に残る人は半数くらいで、皆別の州に移動しています。これが10年後になるとまたかなりケベック州を離れる率が高くなっています。
州政府としても何かしらの対応を考えていると思いますが、それ以上にフランス語文化の保護に力を入れているという印象ですね・・。
それプラス、留学生にも少しでも学費援助があれば多くの優秀な留学生がケベックに集まると思うのですけどねぇ。