ケベック州の公安相Genevieve Guilbaultさんによりますと、現在ケベック州の公安委員会はモントリオール市警の警察官が付けている、ちょっと細工を施した警察章についての調査を開始した、とのことです。


これはケベック州議会議員のAndres Fontecillaさんの指摘により発覚したもので、警察章として「黒のカナダ国旗の上に青色の棒一線」を付けている警察官がモントリオール市警に複数いることが分かって、すぐに公安相へ調査と改善を要求したそう。またこの件に関しては、モントリオール市長のValerie Planteさんも、不快感を表明しております。

FEB192022 07
(これ、確かに別の意図があるのか気になりますね。CTVニュースサイトより。)

ただ、この章、ネットによると「任務中に命を落とした警察官、及び警察官へのサポート」を表しているものだそうです。が、2017年の法改正でケベック州では警察官は制服に変更を勝手に加えることは禁止されています。


また、昨今の情勢を踏まえてみてみると、こういうシンボルがセクトリズムと言うか、グループの分断を生んでいる傾向があります。例えばBLM運動、親トランプ・反トランプ運動などなど。なので、Andres Fontecillaさんも、そういう「シンボルに隠された意味」があるのでは?と危惧しているそうです。


確かにこれ、警察官へのサポートを示すシンボルだったとしても、まずはそれを公にして、市民権を得て、堂々と制服の変更を申し入れすればよかったのでは?と思います。でないと、今回の様に「あらぬ疑い」を呼ぶことになるし、実際何かしら別の意味を持っていることも考えられますので。

本当、このシンボルがどういう意味か知りたいですね。







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