ケベック州においては、フランス語話者と英語話者との問題はずーっと続いてきていて、フランス語文化保護の観点から他の州では見られない様々なルールがあります。
ただそんな中、まことしやかに言われていたのが、「ケベック州では英語話者の方が収入が良い」と。この噂、ただの噂だった、と言うよりも全く違った可能性があるみたいなんです。
The Provincial Employment Roundtable (PERT)が行った調査によりますと、17行政区のうち14の行政区で英語話者の収入の方がフランス語話者より低く、例えばモントリオールの場合、フランス語話者の平均収入は$28,385に対して、英語話者は$26,378だったそうです。
また、17行政区のうち15行政区で英語話者の方が失業率が高かった、とも。
ただ、この調査方法等も検査数も全く出ていないので一概に信用できるかどうかは不明ですが、フランス語圏においてフランス語を話せないのは確かに不利ではありますよね。ただ、世界的な企業が多数進出し、且つ州内・国内事業だけではビジネスとしてやっていけない現在、英語を話せないのは不利であり、それはフランス語を話せないよりも深刻。
なのでこの調査、どこまで信頼できるのかちょっと疑問。フランス語話せるに越したことはないですけどね。
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コメント
コメント一覧 (2)
確かに平均収入としては低いですよね。もしかしたら学生さんとかパート職も含めた形なのかもしれません。その点確認してませんでした・・。
ただ、収入が低い場合はソーシャルベネフィットによるサポート等がありますので、その点の活用はあると思います。
また、数は少ないですが、年配の方を中心にフランス語しか話せない人はいます。私も何人か会ったことがありますが、基本英語も簡単な所は理解していると思いますが、会話できない場合もありました。
ちなみに、フランス語しか話せないという人もモントリオールにはいるのですか?