ケベック州においては、フランス語話者と英語話者との問題はずーっと続いてきていて、フランス語文化保護の観点から他の州では見られない様々なルールがあります。


ただそんな中、まことしやかに言われていたのが、「ケベック州では英語話者の方が収入が良い」と。この噂、ただの噂だった、と言うよりも全く違った可能性があるみたいなんです。


The Provincial Employment Roundtable (PERT)が行った調査によりますと、17行政区のうち14の行政区で英語話者の収入の方がフランス語話者より低く、例えばモントリオールの場合、フランス語話者の平均収入は$28,385に対して、英語話者は$26,378だったそうです。


また、17行政区のうち15行政区で英語話者の方が失業率が高かった、とも。

FEB192022 08
(面白い記事ですが、どこまで信頼できるのかな?CTVニュースサイトより。)

ただ、この調査方法等も検査数も全く出ていないので一概に信用できるかどうかは不明ですが、フランス語圏においてフランス語を話せないのは確かに不利ではありますよね。ただ、世界的な企業が多数進出し、且つ州内・国内事業だけではビジネスとしてやっていけない現在、英語を話せないのは不利であり、それはフランス語を話せないよりも深刻。


なのでこの調査、どこまで信頼できるのかちょっと疑問。フランス語話せるに越したことはないですけどね。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)