昨年末の12/31、オミクロン株が猛威を奮っている中でケベック州政府は2回目の夜間外出禁止令を発令し、夜10時から朝5時まで外出できなくなりました。


現在その夜間外出禁止令についての精査が行われているんですが、その中でモントリオール市の保健当局者の話として、12/31からの夜間外出禁止令には反対だった、と言う内容が出てきているそうなんです。

MAR062022 06
(昨年12/31の第二回目初日は逮捕者も出ました・・。CTVニュースサイトより。)

反対理由はまずそもそも第一回目の夜間外出禁止令(2020/05~)がコロナ感染拡大防止にどれくらいの影響を与えたのか、その精査自体が行われていない状態での再試行は意味がないのではないか、と言う点。


他にも、DV被害が増える可能性、社会的弱者への配慮などなど。


確かに第一回目の夜間外出禁止令はコロナ感染者数減に貢献したと思いますが、実際精査されていないので、本当にそうだったのか、それとも自然減・マスク等の効果での減少だったのか、はっきりとは分かりません、現時点では。


ただ、第一回目に関しては、皆手探り状態だったので、私はやむを得ない措置だったと思います。しょうがなかった、と。第二回目に関しては、確かに精査するべきだったと思いますが、オミクロン株が予想を超えて拡大していたので、州政府としてもとりあえず出来ることはやるって言う方針だったんでしょうね・・。


まあ確かに効果があったかどうかは疑問ですし、精査は必要と思います、将来の為にも。ただ、夜間外出禁止令を今の時点で批判するのはあくまでも結果論でしかなく、批判も何の役にも立ちません。将来においてこの経験を生かすべきで、「だから言ったのに・・・。」と、今安全圏から言っても何の役にも立たないし、実際それで命を守ることが出来たケースもあったはず。そのための精査。


人間、喉元過ぎれば熱さを忘れるって言いますが、本当にそうですね・・。







(当ブログ記事内で使用している写真・画像等は、特に出典の明記がない限り、著作権フリーの画像及び私が撮影したものを使用しております。)