ケベック州の公用語はフランス語。それは勿論理解していますが、最近の州政府はフランス語の押し付け感がすごい・・。ずっと前からそうですが、なんと言うか、州議会選挙を今秋に控えて、フランス語話者のみを優遇する政策を加速させているような気が・・。
このBill96、既存のBill101の改定で「ケベック州に到着して6か月以上の移民に関して、公的サービス等の場ではフランス語でのみ対応すること」と言うもの。勿論例外は作られていますが、時代に逆行する愚策だと思います。
正直、ケベック州が発展しているのはモントリオール市のおかげ。で、そのモントリオール市はバイリンガルの都市として、世界中から大企業が来ているんです。そこで、フランス語のみでしか公的サービスを受けられないとしたら、どれだけの企業が残るでしょうか?
この愚策に関しては、医者や専門家のグループが医療等は公的サービスは除外するように要請。更に他にも沢山の個人・団体がこのBillの撤回を求めています。
これ、本当に進むと、冗談ではなく人がケベック州に来ないと思います。多分、移民はケベック州で行い、いざ永住権が下りたら他州に移動と言う今の流れが加速するだけ。
ちょっと現政権は危ないですね、思想的に・・。
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コメント
コメント一覧 (2)
もう時代に完全に逆行していますよね。現実を見ていない、理想の世界にしか生きていないっていう気がします。確実に人材、ビジネス、その他リソース等は確実にここを離れると思います、こういう法案が通ったり、また今秋の選挙でCAQ政権を続くと・・・。
投票権はないですが、今秋の選挙、本当に大事だと思います!
本当にこの法律は撤回して欲しいですよね。
大学への進学まで規制するような州じゃ若い生徒も他の州で学ぶようになり、人材がどんどんと流出して行くだけ。
外からの投資も減り、州内での人材も流出するようになって欲しいんですんかね。
10月の選挙で本当に負けて欲しい。
そして新しい政権が全部この法案をボツにして欲しいです。