ケベック州の公用語はフランス語。それは勿論理解していますが、最近の州政府はフランス語の押し付け感がすごい・・。ずっと前からそうですが、なんと言うか、州議会選挙を今秋に控えて、フランス語話者のみを優遇する政策を加速させているような気が・・。


このBill96、既存のBill101の改定で「ケベック州に到着して6か月以上の移民に関して、公的サービス等の場ではフランス語でのみ対応すること」と言うもの。勿論例外は作られていますが、時代に逆行する愚策だと思います。

APR142022 03
(ますますケベックの評判が悪くなり、人が去っていく。。CTVニュースサイトより。)

正直、ケベック州が発展しているのはモントリオール市のおかげ。で、そのモントリオール市はバイリンガルの都市として、世界中から大企業が来ているんです。そこで、フランス語のみでしか公的サービスを受けられないとしたら、どれだけの企業が残るでしょうか?


この愚策に関しては、医者や専門家のグループが医療等は公的サービスは除外するように要請。更に他にも沢山の個人・団体がこのBillの撤回を求めています。


これ、本当に進むと、冗談ではなく人がケベック州に来ないと思います。多分、移民はケベック州で行い、いざ永住権が下りたら他州に移動と言う今の流れが加速するだけ。


ちょっと現政権は危ないですね、思想的に・・。







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