当ブログでも何度もお伝えしている、Bill96とその修正案であるBill101。これは各方面にフランス語を「強制」させる法案で、CEGEP等で必須科目の幾つかをフランス語で取らないといけない、取らない場合は卒業できない、とか、公共サービスにおいて英語を禁止しフランス語のみにする、とか。
こうした動きに対して先週、モントリオールで大規模な抗議活動が。このBill96、予定では今月法案通過する予定なんだそう。
そしてこの抗議活動に対抗するように、Bill96推進派の集会も同時に行われていて、小競り合いもあった様子。
正直・・・・。ケベック州の今の発展は「英語系」の企業、留学生等が貢献している部分はかなり大きいと思います。MicrosoftやAmazonの研究施設があったり、世界的な団体(IATAなど)があったり、そういったところでは通常英語が公用語として使われています。
もしこのままBill96やBill101が通過した場合、正直こういった企業はケベック州を離れるでしょうし、その不便性(フランス語必須と言う)から、これから進出する企業も二の足を踏むでしょう、フランス系でない限り。
これって本当にケベック州の為でしょうか?ケベック州の為には英語系も「お金」のために受け入れるけど、英語系に恩恵は受けさせない。そういった地域に来たい人や企業はあるでしょうか?
これ本当にケベック州の更なる衰退を呼ぶだけだと思う・・。
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コメント
コメント一覧 (2)
本当、選択の自由がなく、且つ強制性が強いって、どこが民主主義なんでしょうか・・・。もちろんフランス語やフランス文化の保護は理解できます。が、沢山の非仏語の人・企業のおかげで経済が回っている部分もあるし、何より多様性を重んじるカナダでこういうのがあるって・・。
これでまた他州から嫌われるでしょうし、人は去って新規に入ってくる人は少ないでしょうし、次はまた独立とか言いだしそう・・。
ウチの会社も真剣に移転を考え始めています。
Without proper mandate, OQLF can search and seizureだなんて民主主義の社会では有り得ないです。
しかも、Future doubtだけでもSearch and seizure powerを行使出来るって言うのはあたかもロシアや中国にでも住んでいるかのよう。
あり得ないです。